2014年1月16日木曜日

種子の写真  The phots of various seeds that were found in weasel & marten scats.

昨日アップした糞の内容物の種子が乾燥したので撮った。 

 
12:56のイタチ糞に入っていた。
下の茶色の一個がガマズミの種子だ。他はイヌザンショウの種子。
果皮・果肉は除いている。
13:05 、イタチ糞
エビヅルとしたが、サンカクヅルかもしれない。
 14:18、テン糞
クマノミズキ11個とエゾエノキ7個とアップしたが、
この左側種子はクマノミズキではなく、
エゾエノキの種皮の種皮ではなく表面の薄い甘皮?が剥けたものだということが判った。
14:24、イタチ糞
イヌツゲ
14:33
ケンポナシと間違えた
ミツバアケビ
14:36、テン糞
エゾエノキの種子と果柄付き果実
14:18のテン糞から出たエゾエノキの種子と感じがかなり異なる。
こちらの種子の色は濃く、さらに大きい。
しかも、こちらの糞では果柄がついた種子がそのまま排泄されている。
14:18も14:36もテンが排泄したものだと思う。
しかし、これら二つの糞の形状は異なる。
これはどうしてなのか?
今まで、糞から食べたものが何であるのかすぐ分かると考えてきた。
それは、同じ時季にアケビを食べた糞なら、サルでもテンも大きさは違うが、似た
感じであった。また、節足動物を食べたなら排泄されたばかりの糞の色は黒ずむと考えていた。
排泄したばかりの時は、食物の持っている色が糞の色にも反映されるが、
時間が経った糞は、排泄した動物の消化管の細菌による発酵によって異なるのかな?
テンがエゾエノキを食べて排泄したものなのに、食べられた果実の消化状態が異なっている。
これは、個体の腸内の消化状態が違うことを示している。
これは、個体差?あるいは14:36の糞をした方は、体調が悪かった? 
それとも、二つの種子は別の物なのかな?

2 件のコメント:

  1. だいぶ色が違ってますね。

    人間でも体調でずいぶん差が出るから、当然のようにも思えます。

    ま、どちらもエノキに見えますね。
    エゾエノキは湯河原には分布してないようですよ。

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  2. take隊員へ
    エゾエノキじゃない?
    やまぼうしさんに教えられて塩水林道で採集した確実標本を見た。がーん、エゾエノキなんかではない。
    どうしてこういうことになるんだろう。イヤだもう!
    思い込みを先ず消し去り、初心に戻って一つ一つ糞から出てきた種子と手持ち標本やあの鈴木庸夫他著「草木の種子と果実」の照らし合わす必要がある。
    エゾエノキはエノキの種子よりも一回り大きい。

    またまた,take隊員に指摘されましたネ。
    感謝、感謝!

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