土山峠付近にサル糞がたくさんあった。サルの群れが早朝か前日の午後に
ここを移動していったのだ。
サル糞はこれまでほとんど持ち帰ったことがなかったが、真面目にサル糞も調べることにした。
これまでサル糞を調べなかったのはぼくとしては箱根湯河原でサルの群れの採食移動を追い続けてきたので、特に調べることもないと思っていたのだ。
でも、当たり前のことだが、ここの群れは東丹沢の群れである。植生が違うので食性は違っている。
水洗いすると、たくさんある小さなつぶつぶはニガイチゴの種子であり、真ん中より少し左上にある大きい種子はオオシマザクラのものであった。
熱心に糞目になって林道を歩いたのに、サル糞以外は、堤川林道にあったこのテン糞一つだけ。
これは、大きなムカデ一匹分の外骨格と一匹分の甲虫類の脚が含まれていた。
何だか、サルは美味しい季節のものを食べているのに、テンは相変わらずムカデや甲虫とは、
でも、テンはムカデが大好物なのかな?
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