2013年5月29日水曜日

多様な食物! The varied foods!

丹沢に生息する食肉目に属するテン、タヌキ、アナグマの糞を拾って見ている。
彼らの食物は果実、花、葉を含む不明植物質、昆虫やムカデを含む節足動物、ネズミや鳥、カエルやトカゲなどの脊椎動物と多種多様なものである。
 
ぼくはサルの食物に関しては調べてこなかった。
しかし、サルたちの行動を観察して、ン?と思う食べ物があった。
それは、1、2月の厳冬期に樹皮の裏や岩の隙間で越冬しているカメムシやテントウムシをおいしそうにポリポリ食べることである。
カメムシを食べる時は辺り一帯にあのカメムシの独特の匂いが漂う。
それは、まるで、やはり厳冬期にカラスザンショウの木の上で落ちてしまわないで残った黒い種子をパリポリを食べる時と変わらない感じである。カラスザンショウの黒い種子を食べているときもサンショウの匂いが漂う。
サルたちにとっては、カメムシもカラズザンショウの果実(残った種子)も大差ないかのようである。
と云うよりもカメムシを食べている時の方が多くの群れの個体たちが喜々としている。
 
下は、タンザニアのマハレ山塊国立公園で生活していたとき、山小屋の裏で発生した
シロアリの羽アリが地面の穴から出てくるところをつかまえてビニール袋に容れ、
それを塩を少しふって洗面器で煎ったものだ。
このシロアリの羽アリをクンビクンビとスワヒリ語で云う。
クンビクンビが発生する時は、チンパンジーやヒヒやサバンナモンキーはもちろんのこと
地元の人たちも争うようにして捕まえる。
穴から出てくるとフワフワと飛び出す、飛ぶ前に捕まえるのだ。
出てくるのをすぐ摘まんで口に運ぶ。まるで、クワの実を摘まんで食べるような感覚だ。
煎ったばかりのクンビクンビはカシュナッツのような味がして旨い。
生のは、カキをバターで軽く焼いたような高級な食材の味だ。
 
我が家の庭にダンゴムシやナメクジがいる。花鉢をどかすと底にダンゴムシやナメクジがたくさんついている。これらを食べる天敵がいないだろう。ダンゴムシはともかくナメクジは貝の仲間だ。
一度、これを焼いてみたら小さく固くなり、良い匂いがした。
 
ぼくがテンやアナグマだったら、きっとダンゴムシやナメクジも食べることだろう。
彼らが食べられる物はぼくらも食べられるはずだが、、、、。


1 件のコメント:

  1. When someone writes an post he/she retains the plan of a user in
    his/her mind that how a user can understand it. So that's why this paragraph is outstdanding. Thanks!

    Feel free to visit my web blog - http://www.lern-online.net/wiki/index.php/Index.php

    返信削除