2013年3月4日月曜日

シカの変形した角  Antler deformity of a sika deer.

 先日の伊勢沢林道を歩いていてシカの脱落した角を見つけた。
これは根元から5センチくらいのところで押しつぶされたように細くなって、
欠け、しかも広がっているのが分かる。
中がえぐれている。
 拾って、ガードレールのポールの上に上げて裏から撮った。
裏にはまるで肉食動物が齧ったようだ横線がある。
しかし、横線やえぐられた跡は死後齧られてできたものではない。
時々、オスジカには、奇形とも思えるようなイビツな角を持った個体がいる。
それは左右両方の角がおかしいというよりもどちらかの角が変形している。
右の角が変形している場合には、左の後脚が悪く、左の角がおかしいシカは、右の後脚が悪いようだ。
このYouTubeのシカは右角が変形して、左後足が悪い。
論文もいくつか散見されるが、
どれも後足の怪我が角の発達に影響を及ぼしていると結論している。

0 件のコメント:

コメントを投稿