昨日は、TCA専門学校の丹沢実習だった。
3班に分かれて歩いた。学生たちに食肉目の糞を採集させた。
秋の気配が濃厚であり、多くの糞はアケビの種子だけでできているようだった。
高畑山直下の登山道沿いで、ぼくは不思議な植物を見つけた。
足元の斜面に見つけた時はホコリタケの仲間のキノコと思った。
が、触ると非常に堅い。
ストックで掘り出した。
学生のKu君がナイフで切ってみた。
ジャガイモのような堅さの不思議なものだ。
余りにも奇妙な植物だ。
もちろん持ち帰った。
切った部分を合わせて、庭の鉢のすみにあったような状態に植えた。
これは、なんだろう。
お分かりの方、教えてください。
ヤマボウシさんからメールをいただいた。
ジャガイモタケ科というのがあるようで、ジャガイモタケをネットで見ても、
丹沢で見つけたもののように
ジャガイモのように堅く、しかも切って丸一日たっても切り口が変色しないのは、見当たらない。
これは、色も持った重さや堅さもあまりにもジャガイモに似ている。
いずれにしても、ジャガイモ科のキノコであることは間違いないようだ。
これからどのように腐る?のか見ていきたい。
このジャガイモ科の属名は、OctavianiaからHeliogasterという新たな属名が2010年に提案され、それが付けられたようだ。
返信削除Heliogasterでネット検索してみてください。
このキノコは日本固有のもののようで、希少種のようです。
これは、どうもマムシグサなどのサトイモ科の根茎をハイカーがひげ根などを取り除いて逆さに植えたものの可能性が高いようです。
返信削除神奈川県生命の星・地球博物館に昨年から学芸員をしている地下生菌研究者の折原貴道さんにお尋ねしました。
今度、丹沢へ行ったらマムシグサを引き抜いて確かめてみます。
また、あれを庭に植え直しました。