2012年10月17日水曜日

初秋のテン糞の中身 Contents of marten's scats in early fall

10月12日土山峠からの湖岸道路沿いのテン糞の内容物
写真のアルファベットは12日にアップしたときのものだ。
実習に学生に水洗いしてもらうのが待ちきれなく水洗いした。
この糞は一様に太くて、アケビの種子がこぼれている。
アケビの他に何を食べているのか?
アケビの種子が102個と大半を占めており、ムカデの脚や身体の外骨格、
さらに脊椎動物の骨片が2個あった。
 
見た目は、サルナシの果皮と種子だ。
D 
この糞は水洗いするまでもないかな?っと思った。が、水洗いした。
サルナシの果皮や種子の他に、アケビの種子が11個と、カマドウマの脚と外骨格、さらに哺乳類の長さ5ミリ前後の毛、及び頭頂骨などの頭骨の破片と骨片がでてきた。
 
 
これも見た目はサルナシの果皮とアケビだ。
洗ってもサルナシの種子が6個と果皮が二片、他はアケビの種子だ。
これらの三つの糞の中から出てきたアケビの種子には果肉状のものがついていた。
 
ちょっと反省だ。見た目というか表面に表われているものを大雑把に見ただけでは
ダメだ。CとDの糞は同一個体の可能性がある。Cからは毛は出てこなが、2欠片の脊椎動物の骨片が出たし、Dからは見た目は毛などまったく見えないが5ミリ前後の哺乳類の毛と頭頂骨の部分の欠片や頭骨の破片などがでてきたが、50メートルも離れていないので同じテンの可能性が高い。不思議なのはFの糞だ、アケビの種子が多数を占めるとは思いもよらなかった。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


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