2012年9月25日火曜日

反日教育! Anti-Japanese education!

尖閣諸島を巡って、中国の各都市で大規模な反日デモがあった。
 中国という巨大な国土をもつ国民が、尖閣諸島という
 ちっぽけな島に対して異常とも思える反日デモとなる。
 あるいは、竹島に韓国の大統領が上陸して見せる。
 中国や韓国では、学校でもテレビでも日本の過去の侵略戦争をとりあげ
 日本が中国人民に行ってきた残虐非道な行為を教え、見せる。
 東南アジア諸国の近代日本の歴史教育は、ほぼ中国や韓国と変わらないだろう。
 
西安の通勤バス
 一方、我が国ではどのような反〇教育がなされているのだろうか?
 反〇という形では現われてないないが、親〇という形で歴史教育がなされている。
 ぼくらが学習した世界史は欧米のキリスト教徒の目から見たものであった。
 十字軍遠征はキリスト教徒のイスラム国への侵略・領土紛争であり、
 南北アメリカはすでにネイティブアメリカン
 が住んでいたのにも関わらず新大陸と呼ばれ、オーストラリアやニュウージランドにも
 欧米人の早い者勝ち様相を示して移住し、先住民たちを虐殺していく。
 
 ぼくが楽しんだハリウッド映画でも、インディアンは未開の恐ろしい悪者であった。
 欧米は、アジアへ侵略し、植民地化し、アフリカや新大陸への乗っ取りに対しての侵略者に対する未開人の戦いも、反逆のような扱いで映画化されてきた。
 
広州の新旧のビル
 イギリスと清(中国)が争ったアヘン戦争は、イギリスの植民地インドで作らせたアヘンを中国に売って儲けようとしていたのが発端だ。
 とんでもないものを栽培させて売りつけていたのだ。
  
 ぼくらは知らず知らずの内に、キリスト教徒の歴史観を植え付けられている。
 
 
 日本が明治になってから、欧米の列強に対抗するために富国強兵を唱え、
覇権主義となっていき日清・日露戦争となっていく。
 当時の韓国、中国や東南アジアの人々にとっては、
日本という国は乱暴でとっても恐ろしい国だったことだろう。
 今、豊かになった中国や韓国が領土を広げようとするのも、
反日教育をするのも、
かっての歴史の怨念が噴出しているのだ。
 日本人の歴史と中国人や韓国人が見た、聞いた、感じた歴史は
正反対になるのも当然だ。
しかし、今は日本もかっての戦争を反省している。それにもかかわらず目には目をという行動には、「歴史は繰り返す」ということになりかねない。

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