2012年7月1日日曜日

サルのフィールドサイン Two kinds of monkey's field signs.

土山峠から堤川林道へ入る前の橋の上にサル糞だ。
春の柔らかい葉を食べた糞なのでこのよう形になる。
表面は黒褐色だが、中はグリーンで柔らかい。3、4日前のもの。
学生たちのこの糞の臭いを嗅いでもらう。これがサルの身体の臭いにもなっている。
おもしろいことに、このサル糞の臭いは、キンシコウやチンパンジーも葉を食べた時は同じ臭いだ。
学生が、カーブミラーにサルのフィールドサインである手型を見つける。
ここを通ったサルが、カーブミラーに写った自分の姿を見慣れぬヨソモノオスとして
攻撃したのだ。 
この手形をつけたのは、5、6歳になった思春期の頃のオスザルだろう。
このように、まるでヒトの手のようにはっきりした手形(足跡)は珍しい。
この手形の大きさはぼくの半分くらいのものだ。
学生たちのたくさんの目と耳と鼻があるので、ぼくが一人で歩いていると見落としてしまうようなものを見つけてくれる。一方ではたくさんあるシカやカモシカの食痕は見過ごして歩いている。

0 件のコメント:

コメントを投稿