3月12日に、テン糞は5か所、タヌキ糞は6か所で見つけたが、
2,3日以内の新しいものだけを採集した(テン:5か所、タヌキ:3ヶ所)。
下図のGPS軌跡ルートで、テンは赤丸で、タヌキは緑丸で糞採集地点を示した。
クリックして大きくしないと見づらい。
テン糞①では
サルナシ種子2個、マメガキ種子29個
テン糞②では
マメガキ種子9個、ネズミ(同定できず)の毛多数
テン糞③
昆虫の翅、外骨格、ネズミ(同定できず)の毛、骨片(大腿骨、尾骨など)多数
テン糞④
サルナシ種子多数、マメガキ種子3個
テン糞⑤
サルナシ種子12個、マメガキ種子4個
タヌキ糞①では、
キブシ種子多数、昆虫の外骨格多数、シカ毛2~3センチ10本
タヌキ糞②
ケンポナシ種子2個、昆虫外骨格、シカ毛+動物質多数
タヌキ糞③
キブシ種子多数、節足動物の外骨格多数
この時季は、昆虫や土壌動物たちが動きだし、それを狙ってネズミなどの小哺乳類が活動し始めていることが判る。
テンはネズミ類などの小哺乳類を狙えるが、タヌキでは無理なのかも知れない。
タヌキではシカの死骸や落ちているキブシや動き出した土壌動物などの節足動物
を食べ始めていることが判る。
これから温かくなれば、さらに節足動物などの土壌動物が増え、ネズミなどの小哺乳類の他に両性爬虫類も食べられるようになるのだろう。
ただし、タヌキではキブシの果実食いはまだまだ続くのかも知れない。
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