2012年3月29日木曜日

丹沢の春のあかし、キクザキイチゲ

昨夜、懸案のデスクワークを仕上げ、宅急便で出版社に送る。
それも今日は高気圧に覆われ晴れ予報だったからだ。
もう、このところ朝5時には明るくなる。
待ちきれず、6時を過ぎたので家をでる。
裏道のショートカットの道を縫うように走ったので、7時には土山峠に着く。
が、ここを後にしてさらに車を進める。
沢の入り口は残雪が積み重ねられていた。
薄氷の下にヤマアカガエルの卵塊がある。
現場に着く。
あったぁー!咲いている。
しかし、陽が射さないと花は閉じたままだ。
キクザキイチゲが薄暗がりの中で真っ白のウエディングドレスを着た
薄幸の女性のようにたたずむ。
陽が射すと、花が開いて華やかになるのだろうが、
この寂しげな雰囲気も捨てがたい。 
 
キクザキイチゲの女性にそうそうに別れを告げて、土山峠に向かう。
土山峠のヤマアカガエルのオタマジャクシは、
我が家の庭の兄弟たちと変わらないくらい大きくなっていた。

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