2011年10月23日日曜日

日本の秋への憧れ!

前の家の柿が今年も大きな実をつけている。
北海道生まれのぼくにとっては、柿の実は日本の秋の象徴として
半分憧れにちかいようなものがある。
高校の修学旅行で奈良、京都を回った時、庭先に出た枝にカキがなっていたのを
2、3個もぎ取って、バスの中の友人たちと分けて食べた時のことを思い出す。
ガブっと齧った途端、あきれる程の渋さだったのだ。
口の中に広がった渋がしばらくとれなかった。
柔らかいのに渋いカキがあるなんて知らなかったのだ。
当時の教科書には、日本の秋の風景として柿の実がなっているものがあった。
桜の花や梅の花、梅雨から始まって、教科書に載る風景や話しの多くは
北海道釧路の現状とは程遠いものであった。
柿の実、竹がある風景は、遠い内地への憧れに近いものだった。
そんな憧れの地にぼくは今住んでいることになる。

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