東丹沢を歩いて気がつくのは、下草がない光景である。
下は先日3月8日の野生生物探検隊での尾根歩きで:
何度もここでアップしているように、これはシカによる食害であると説明される。
下は昨年9月21日のハタチガ沢からゴジラ尾根へ登ったあたり:
木々の緑がまだ眩しいくらいだが、下草は無い。
この時季なら畑ならまだまだ雑草が取っても取っても生えてくる。
シカが食べてしまったようだ。
下は昨年10月24日、ハタチガ沢から鍋嵐へ向かう尾根:
下草がまったく生えていない。
倒木の下からも出てきた芽を舐め取ったようだ。
これは7月8日、唐沢キャンプ場付近からJピーク付近の尾根:
下草はことごとく食べつくされている。
確かにシカやカモシカなどの草食動物は草木を食い尽くす。
アフリカのサハラ砂漠の拡大の一つは、サバンナの草食獣の増加による、食害と蹄害(蹄によって草木の芽生えを踏み潰す)も一因かなと思う。
しかし、上に乗せた写真でもわかるように、木の根元の隙間にさえ草が生えていない。
シカが舌を使って絡め取ったからだろうとも考えられる。
シカが採食しないシロダモ、オンシバリ、ミヤマシキミなどの幼木が目につく。
しかし、ぼくはどうもシカによる食害だと素直に認められない。
大気汚染かも知れないと考えている。
汚染物質が何なのかまったく解らない。
シカが採食しない木ではなくて、大気汚染に強い木なのかもしれない。
そんな訳で、先日の野生生物探検隊の華厳山までの尾根歩きで、
丹沢の土を採取してきた(下)。
左の大きい鉢の土が丹沢の土、右の鉢が園芸店で購入した土である。
両方にテン糞の内容物をそのまま蒔いた。
ぼくは丹沢の土は汚染されていると思っている。
園芸用の土からは当然、芽生えがあるだろう。
丹沢の土からは発芽しても成長が阻害されると考えている。
両方とも同じように芽生えて成長したら、
ぼくの思い違いで丹沢の禿山はシカによると言えそうだ。
水遣りがちょっと面倒だが、同じように扱うようにするために隣り合わせに置いた。
馬鹿な頑固者の考えかもしれないネ!
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