谷太郎林道から尾根を歩いてクマに出逢った時に見つけた下の糞は既にアップした。
水に浸けていても形が崩れないので、棒で突付いて崩し、水洗いした。
種子は一つもない。
ドングリを食べたものだと判る。
しかし、全く特定ができない。
ドングリやクリを作るブナ科仲間の種子はデンプンや脂質を大量に含んだ胚乳が大きくて、ヒトや動物たちの食物になるのだが、クマでは何故このように消化されないで、ただ大雑把に噛み砕いたような状態で排出されてしまうのだろう。
リスやネズミやサルならもっと細かく噛み砕くから、このようなツブツブがたくさんあるような状態では排出されないだろう。
ヒトなら、生では食べず、蒸したり、煮たり焼いたりして食べるので、胚乳部分のデンプンが熱せられて分解消化された形の糖分になって口に入るので、糞として排出される時は、
クマ糞は全く異なった状態で出てくることになる。
火を使えないクマを含む動物たちのドングリ摂取の仕方は非常に効率が悪く気の毒だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿