-ナワバリ(Territory)-
ナワバリとは同種の他個体や他集団に対して、防衛して占有される地域や空間のことである。
ナワバリ内には、その種にとって大事な資源がある。
ナワバリ内には、その種にとって大事な資源がある。
最初ににナワバリを占有した個体(集団)は、他のいかなる強大な個体(集団)が侵入しようとしても死に物狂いで防衛する。そのため、小さく弱そうな個体(集団)がナワバリを占めていても、強い個体(集団)が侵入すると、猛烈に攻撃して死守しようとするので、強い個体であっても怪我をする。
これを先住効果という。だから、強い個体であっても無理やり侵入しようなどとはしない。
このような同種の個体間・集団間は、ナワバリ制によって社会が維持・秩序づけられている。
侵略戦争とは、領土という他国のナワバリを強奪することが目的である。
日本は第二次世界大戦によって、沖縄と北方領土、その他を失った。
沖縄には人々が生活し続けた。
北方領土は人々は追い出された。
根室・釧路地方には北方領土で生活していた人たちが生活し、故郷に戻りたいと考えている。
北方領土にはロシア人たちが入植し生活を始めて半世紀に及ぶ。
このままの日本の外交政策が続くと、北方領土の返還は尚一層困難なものになる。
アメリカがアラスカを買い取ったように、北方領土のうちの一つでも円高を利用して買い取ることができないものだろうか?
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