2010年10月13日水曜日

備中高梁市の臥牛山

写真は伯備線備中高梁駅からの臥牛山(クリックすると山頂にお城が!)
昨日から備中高梁市に来ている。
早朝から現場視察であったが、サルには会えなかった。
今回のサルの保護管理委員会は増えたサルたちによるの農作物への被害を食い止める方策、さらには、保護管理計画を作ってから20年になろうとしているので新しい計画の作成であった。
臥牛山のサルは全国に6箇所ある天然記念物指定地域に行動域を持った群れである。
だから文化庁の管轄だ。

しかし、サルはサルだ。他地域の多くのサルと同じように農作物に被害を与えている。
万能な解決策は今のところない。
できるだけ被害を減らせるようにすることだ。

サルなどいらない、捕獲してしまえ、殺してしまえと言う声があがっている。

臥牛山のサル問題は全国のサル問題と同じ背景と原因がある。
委員会に出席し、意見を述べてもむなしく感じる。
それはサルの問題ではなく、地方行政の、地域経済の、国の農業林業の、さらに言うならば、国家政策の不在がはっきりしているからだ。

物を言えないサルたちに問題を転嫁している。

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