2010年9月4日土曜日

久しぶりのハタチガ沢林道

昨日は専門学校から戻ってから、アエラ誌の取材を受けた。
今朝、9月1日にYabeさんと一緒に見つけた轢死したハクビシンの状態を見にいってきた。
なんと、歩道の端に乗せておいたが、車道の方に尾が落ちている。
こんなにも腐敗が早いものかと驚いている。
全身に白くお米を散らしたようなものがウジ虫であり、四方に広がっている。
肉はほとんど無さそうである。
クリックすると拡大するが気色悪いのでやめること。
実は、ハクビシンの手足の裏を見たかったのだが、それが敵わなかった。
このまま帰るのも馬鹿らしいので、久しぶりにハタチガ沢林道へ行った。
道路沿いに車が停められないように柵が置かれている。
こんな事をするなら駐車場を作ってほしい。

橋を渡って、林道をしばらく行くと、ん!腐った肉の臭い!
辺りを見回し、フンフンと臭いを嗅ぎながら歩く。
ウリボウが死んでいる。ハクビシンが三日目でほとんど形をなしていないので、
ウリボウは昨日の早朝、死んだものと思われる。
前足(右)はこんなに小さい。
この崖から滑落したのだ。即死だったのだろう。
崖下の道路ぎわにウリボウが、、、。
ウリボウをぼくだけが分かるところに移し、動物たちに持ち去られないように、
大きな石で囲んで、埋葬した(白骨化を待つことにした)。
7月にハタチガ沢沿いの斜面を歩いていて、クマさんの母子に出会った場所:
クマさんがいないか?熊棚はないか?なめるようにして対岸の斜面を見ていた。
ん?動く物がある。クマさんか?
いやいや、クマさんではなく3頭のシカである。
はじめはシカのメスたちの集まり(メスグループ)だと思っていた。
双眼鏡で見ていると、3頭とも袋角をもったオスたちである。
クリックして拡大すると袋角が判る。まだ、10センチにも満たないような袋角だ。
オスジカたちは今の時季にオスグループを形成しているのだ。
30分くらい、木陰に隠れて彼らの採食の様子を見ていた。
平和なものだ。3頭の間で争い一つ起こらない。ニホンザルとは大違いだ!

林道終点まで行く途中に、山側斜面を駆け上るシカが2、3頭見える。
帰りに再びシカたちがまだいるか覗くと、
「クワーン」という警戒音!先ほど見た場所よりも高い位置だ!

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