釧路の夏は全国でもっとも涼しい。
子供の頃は一夏に気温が20度Cを越えるのが2、3度くらいしかなかった。
釧路の港祭りの時の花火大会は寒いので、セーターを着込んで見に行った。
この寒さは、今までずーと釧路沖で寒流と暖流がぶつかるために生じる霧が原因だと思ってきた。キャッチボールもできないほどの濃霧となるので、陽が射さず大地が温められない。
しかし、温暖化が叫ばれて山の植層も少し変わってきている。
晴天の日でも、釧路より北にある根室や北見より涼しい。
釧路の街は湿原地帯と海に囲まれている。
(サルボ展望台より、塘路湖)
広大な湿原の中に大小さまざまなたくさんの湖がある。
陽が射せば、湿原の水の蒸散作用により気化熱で温度が奪われる。
釧路の街の周りで、終日のごとく打ち水をしているようなものだ。
濃霧よる日光不足による低温と、
晴れると水の蒸散作用による気温低下がある。
この二つの自然の要因によって釧路の街の気温は低いのだ!
と帰りの飛行機の中から湿原を阿寒の山々を見ながら感じた。
釧路を、7、8、9月の関東地方の人たちの避暑地として勧めたい。
釧路動物園の中に見事にたくさんの花を咲かせていたサビタの木:
恐らく、当初は園芸用の樹木が植栽されていたのだろう。
サビタの種子が飛んできて芽生え、大きくなっただろう。
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