2010年7月26日月曜日

サルの群れに出会う

伝道・鬼ヶ岩ノ頭の帰路:
松茸山登山口を過ぎたところで、道路を横切るサルを目撃。
車を左に寄せて停車する。
アカンボウを腹につかまえさせた母子ザルが渡る(写真)。
右側の宮ヶ瀬湖側からだ。すでに林の中はサルたちの声がする。
電線をわたる個体もいる。
この個体は首に発信機をつけている。アカンボウを抱いている。
非常に警戒心が強いので、車から出て写真を撮ることができない。
オトナメスが草を採食している。
左腕が肘の下あたりから無いオトナオスがヒコヒコ歩いて車の方へくる。
群れについている少し周辺気味の個体だ。
この片腕になった原因はオス同士の喧嘩によるものだ。
しかし、ちょっと珍しい。オス同士の喧嘩によって腕が切られる場合の多くは、肘関節からだ。
肘関節に犬歯が入った時にスパッと肘から先の部分が離れ落ちる。
ククリワナの場合は後ろ足が多いので、やはりこの片腕の原因は若い時のオス同士の喧嘩によるものだろう。お尻の性皮も睾丸も大きいが、顔はもう中年である。
今の時季にこの群れに着いて歩いているということは、この片腕オスはこの群れのメンバーとして認められているオトナオスだ。
元気なワカモノオスが電線をわたる。
鳴き声や全体の木揺れなどからして40頭を超えると推定した。
この場所でこのように大きな群れに出会うのは初めてだ。
馬ノ背群が大きくなって戻ってきたのだろうか?
早戸川橋を渡ってこちらに来たのだろうか?
早戸川橋や金沢橋の上の糞の有無と新旧が分かれば、この群れは県立宮ヶ瀬ビジターセンター前の斜面に出没する群れでもある。

急にこの群れの存在の面白みが沸いてきた。
しかし、携帯は壊れ、身体はボロボロバテバテ状態だ。泣く泣く後にする。
翌朝早く来て、松茸山に登ればその様子が分かる筈だったが、その体力が無かった。

明日から箱根山のサルを追って一緒に奥湯河原で生活したベルギー人に会いにブラッセルに行き、帰国した翌日に釧路行き、釧路から戻ってから専門学校のチャレンジキャンパスや千葉富津の野外実習で、8月15日くらいまで予定で埋まっている。

顔面と耳、腕のブヨによる痒みは改善されていない。これから衣類などをトランクに詰める。可能なら向こうからブログにアップしたい。今はウィスキーを呑みながら、、、、。

2 件のコメント:

  1. 40頭のサルの群れとはすごい。

    湯河原のサルは、人家の周囲に住んでいますが、この群れは野生度が高そうですね。

    旅行、いいですね〜。
    のんびりやってください。

    返信削除
  2. take隊員へ
    車から出ると逃げてしまうので、車の中から写したので思うように撮れません。

    もっと野生度を高くしてこのような自動車道路と横切ったり、電線を渡ったりしないような奥山で暮らしてもらいたい。

    奥山でクマやカモシカやアナグマたちとの関わり合いを観察したいです。

    旅行のタイトルがあるんですよ。
    「ベルギーのビフトンさんを尋ねる旅7日間」
    ビフトンさんが再来日した25年前に奥湯河原の野猿公園跡で我が家族と連れ合いの友人家族と一緒にキャンプしたので、旅行の題名がつきました。

    向こうの作られた自然を見てきたいと思います。

    返信削除