2010年3月29日月曜日

冷たい雪の金沢林道

今朝5時に起きる。5時20分、もう外は明るい。
6時55分に松茸山の早戸川口付近に車を置いて歩き出す。
手袋を持ってきて良かった寒い。小雪が舞っている。
今日は、マメザクラとキャンプ予定地の下見が目的である。
金沢林道沿いには大小の十数本のマメザクラがある。
牡丹雪のようになってきた。
丁度満開のようだ。
マメザクラは下を向いて咲くので、雪は花弁から滑り落ちる。
どういうわけかまだ蕾状態の木もあった。

カモシカに遭遇する。
彼はぼくの10メートルくらい前をのそりのそり走り、
林道沢側のガードレールを飛び越えようと2度試みるが、ダメ。
ガードレールに足をぶつける音が谷間に響く。
3度目にようやく飛び越えて、ブッシュで自分が隠れたと思い?
こちらをじっと見ている。
カメラで撮ろうとしたが、何故かシャターが下りない。
3度目くらいでようやくシャターが下りる。
寒いために電池の力が弱まったのだろう。
彼は、この当りを行動域にしているようで、
前の斜面の沢側には糞があり、獣道が走っていた。

今の時季の野生動物はもっとも体力が無い。餓死するのも今頃である。
新芽が芽生えても新芽を食べる力が出ないのだ。
このカモシカ君、無事に生き延びて欲しい。

今日のGPSの軌跡は乱れている。
1メートルから50メートルくらいの誤差がある。
雪雲があると衛星からの電波は乱反射するのかな?

2 件のコメント:

  1. カモシカがこんなふうに見られるなんて、子供の頃は想像できませんでした。

    なにしろ、希少な天然記念物だし、高山の岩場をすみかにし、まず見ることができない野生動物。
    やはり丹沢でも増えているのでしょう。

    でもシカみたいに群れないようだし、一気に数を増やしたわけではなさそうですね。

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  2. カモシカは40年前は東丹沢では見たことはありませんでした(生息はしていた)。

    ぼくが丹沢で最初にカモシカに出会ったのは12、3年くらい前でした。
    その後は、かなりの頻度で見ております。
    増えていることは確実です。

    シカは集団生活なので警戒音を出して、仲間たちに知らせてくれるので、シカの姿が見えなくてもいることが分かります。

    しかし、カモシカの場合は単独生活なのでで、ヒトを見つけても仲間に知らせる必要がないので警戒音をだしません。

    だから、カモシカに出会うのは全くの偶然ですが、カモシカは行動域が狭いので、一度出会うと同じ場所で出会うことが多くなります。

    しかし、ぼくが歩いている東丹沢は狩猟期には猟が行われるので、その時期は動物たちの行動域は混乱したものとなると思います。

    この猟区と禁猟区あるいは保護区の動物たちの季節による行動域の変化を調べる研究が欲しいものです。

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