倒れたのが脳梗塞で倒れたものだという家族の主張が通らず。
整形外科では、医者も看護士も脳梗塞だと判らず。
内科医の診察があって、脳外科に移される。倒れてから4日目の事だった。
入院している病院から見た釧路湿原
中央の白い線は、自然破壊の湿原道路
入院しているお袋を見舞った。食事の前後3時間くらいを付き添う。左半身を全く動かせない。言葉が明瞭でないので、自分の意思を書いて教える。
最期に近いと思い、お袋と二人でいるところを写真に撮ってもらおうとすると拒否される。
オムツをしているがトイレに連れて行ってくれと懇願する。
今のトイレの設備では一人で用をたせない。
食事の仕方が異常である。餓鬼のようにガツガツ食べる。
一皿ごとに食べ終えると美味しいとOKサインを指で作って表す。
全部食べ終えてもっと欲しいと言う。
車椅子からベッドへの移動は骨折箇所があるので痛い痛いと叫ぶ。
左半身不随なため身体が寝ていても車椅子でも右にエビのように傾く。
棒付き飴をしゃぶっている時が一番満足だ。
看護士の人たちは感謝の一言である。給与を3、4倍にしてあげたい。
人間の尊厳を保てる看護医療・介護というのは難しいものだ。
排泄はトイレでさせてあげたい。
お腹を擦ったり、撫でたり、揉んだり、押したりしてもベッドではできないようだ。
その内、ベッドでするようになるようだが、自分の事のように惨めだ。
「人生は辛く悲しいもの!」とノートに2度も3度も繰り返し書いた。
僅か二泊三日の介護であったが、妹や兄貴夫婦は毎日だ。
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