サルでは、初発情したような若いメスはもてない。しかし、ヒトでは若いメスがちやほやされるのは何故か?という問題を出した。
タンガニーカ湖の湖畔に1994年2月から97年2月までの3年間生活した。
日常的に親しく付き合ったのはトングエ族と云われる人の男たちであった。
彼らの好みの女性は太っていることである。
それは、一緒に寝ると温かいからとのたまう。
20歳前後の女性で太っているのは皆無に近い。
皆、細くてしなやかな身体をしている。
太っているのは、24、5歳を過ぎてきた頃の女性であり、
結婚して子供をもっている30から50歳の女性は十分に太っている。
乳房は大きく、お尻は大きく、それらを揺すりながら歩く。
体臭も強烈なものがあり、ぼくはこの年代の女性はセックスダイナマイトと名付けていたく。
ぼくがトラッカーやグラスカッターとして雇っていた男たちのだれもが20歳前後の細いしなやかな身体の女性よりも30~50歳の太っている女性と結婚したがる。
もう40年も前にヤコペティ監督の「世界残酷物語」という映画の中で、アフリカのある部族では、結婚前の女性は檻に閉じ込めて食べさせて太らせるというものがあった。檻の中の女性は食べて寝るだけ、次々に食物が差し入れられてそれをガツガツ食べる。小錦か山本山のようになると男の方から高い婚資(結納金)を得られるのだ。
サルでは、ワカメスはもてない。熟年メスにオスたちは言い寄る。
熟年メスは社会的順位が高いので、流産率は低いし、子供をしっかり育て上げることができる。
しかし、ワカメスは順位が低いし、育児経験がないので、オスたちの子を託す相手には向かなくなる。
そのため、ワカメスは交尾相手に恵まれないので、自慰をしたり、チビを相手に性器を擦ったりすることになる。
トングエ族の人々で太っている女性がもてるのは、子供をしっかり産み、育てられることができるからであり、痩せている女性は流産や死産の可能性や哺乳をしなければならない育児にも不安があるからもてないのだろう。
では、なぜ、ぼくらの社会では若い女性がちやほやされるのだろうか?
う〜ん、難しいな〜。
返信削除私の場合、少なくともやせた若い子は好きじゃないですね。
人間は一夫一婦性で、サルや他の動物は力があれば一夫多妻。
人間の場合、成熟したメスはもう結婚しているというのが一つあるかもしれない。
それと人間は一年中発情できるし、想像力がある。
このあたりかな。
take隊員へ
返信削除流石にtake隊員、目のつけどころが良いと思います。
この問題、来週の慶應(日吉)での「動物行動学」の試験問題の一つともなっているので、解答は控えさせてもらいますね。
間違いだけは、指摘させてもらいます。
ヒトの849部族のうち708部族が一夫多妻制をとっており、一夫一妻は137部族です。
性関係はその種の両性にとってもっとも多く子供を性成熟まで残せるシステムとなっている。
イヌ科の動物では強さに関係なく一夫一妻です。
エッ、エ〜!
返信削除一夫多妻がかなりあるのは知っていたけど、849部族中708部族とは驚きです。
そんなにたくさん部族があるのもびっくり。
日本人でも隠れて複数の妻をもっている人もいるから、まあ元々の本能なのでしょうね。
試験が終ったら、詳しく教えてください。