昨日、サルルン湿原展望台への途中見つけたエゾジカメスの死体。
右手に前足、左手に後足を持って、歩道に乗せる。
60キロくらいはあろうか、かなり重かった。
この付近に生息するイタチ、ミンク、テン、キツネ、ネズミなどに食べられている。
ノウサギの死体が食べられる時もこのような大型の草食獣が食べられる時も、肉食獣たちは、お尻から食い破る。お尻が一番柔らかくて、食い破りやすいからだ。
先日、丹沢で見つけて頭骨をもらってきたイノシシはお座り状態で死んでいたので、キツネたちは、見えている胸元から食い破っている。いずれにしても柔らかいところからだ。
次に、彼らは肉を食べるよりも内臓を引っ張り出して食べる。このシカはすでにお尻から内臓が引っ張り出されていた。
次に、お腹の肉、後ろ足の大腿骨についている肉を食べる。
面白いことに、最後に残るのが、前足と頭である。前足の上腕骨についている肉は美味しそうだが、動物たちの味覚では違うようだ。
これは、アフリカの肉食獣たちの食べ痕も、①お尻、②内臓、③お腹の肉、④大腿、⑤背中、⑥前足、⑦頭となる。これはデータをしっかり取った訳ではないがい、①、②のお尻、内臓は間違いないだろう。
動物にも好きなところってあるんですね
返信削除カラスなんかもお尻から内臓を引きずり出して眼球もついばむことが多いみたいです。
まーほとんど肉は食べないみたいですが
肉食動物は内臓からビタミンをとるのでしたっけ?
ゆーゆーさんへ
返信削除そうですね。内臓は栄養の宝庫ですね。しかも、小腸などは半分、分解・発酵した植物も詰まっているし、栄養万点ですね。
魚を食べる時は、お腹を裂いて内臓を出さないで、一匹丸のまま焼いてそのままガブリと食べる方が少し苦くて美味しいですね。
イヌイットの人たちもそうやってビタミン類を摂取していたのですね。