2009年1月5日月曜日

啄木の碑

これは港が見える米町公園にある啄木の短歌が刻みこまれている碑である。
「しらじらと 氷かがやき 千鳥なく 釧路の海の 冬の月かな」
釧路は魚の港町であり、荒っぽい気性のところである。
西国出身の私の友人は、釧路を含む道東地方は民度が低いところだと称した。
確かに、西国の女性と比べると釧路の女性はガサツである。
にも関わらず、釧路では啄木のようなひ弱とも思えるような文学者好きである。
わずか数年しか釧路に滞在していなかったのに、啄木などを称える「港文館」まである。

ぼくも、子供の頃から啄木に親しんできた。

2 件のコメント:

  1. ジャワ島では、内陸部の人たちは言葉遣いが丁寧で礼儀正しいけど、なにか本音と建前が違うようなところがあります。港に近い町の人たちは言葉遣いが荒くがさつですが、ざっくばらんで表裏がない様に思います。自分は横浜育ちなので、どちらかというと海辺の人たちのほうがほっとします。
    前にジョグジャの人と京都の人の通訳を頼まれたことがありましたが、どちらも何を言いたいのかわかりませんでした(笑)

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  2. この言葉の奥ゆかしさを精神文明の高さと勘違いするあまり、日本人のコミュニケーションは相手の気持ちをおもんばかる、あるいは婉曲表現で相手に理解を求めた。
    これは風土を共有する人たちとなら理解し合えたが、そうではない異民族とは到底理解し合えない。
    日本の現在の外交下手はこのことに起因すると考えている。

    しかし、風土・文化を共有するなら、婉曲表現も良いものですね。

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