2008年7月11日金曜日

シカ柵に衝突した鳥

クマヤナギ:丹沢:塩水橋・本間の頭の尾根で
クマヤナギはクロウメモドキ科だ。ケンポナシやナツメもクロウメモドキ科であることを知った。
昨日の尾根歩きでの鳥2題:
往路:一面がテンニンソウでおおわれるなだらかな尾根、相変わらずガスっぽい。
突然、ヤマドリが飛び立ち北側の斜面に消える。
山歩きでヤマドリやキジたちが、足元から突然飛び出す行動には肝を冷やされる。
後を歩いていた矢部さん、ぼくを呼ぶ。
ヤマドリのヒナが一羽ちょろちょろ走り回っている。
ぼくがガサガサ歩いたので、さらに別のヒナも慌ててテンニンソウの草むらを走り回る。
計4羽のヒナが逃げ惑ったようだ。

ヤマドリは巣らしい巣をもたなく、孵化したヒナはすぐ親鳥について歩く離巣(早成)性の鳥である。外敵が来たなら、親鳥は偽傷行動などしたり、目立つ行動をして敵の目を自分の方に向けさせる。ヒナは動かずにじっとしている。
これは、ノウサギやシカたちも同じである。

が、今回は少し送れて矢部さんがきたので、ヒナも逃げるために動いてしまったようだ。
動かなければ見つからないのに、後で母鳥と出会えたものか心配である。
これが、テンやキツネだとヒナたちは餌食になっていただろう。

下山時:ヒヨドリ大の鳥がシカの防除柵にぶつかって、柵の下に落ちる。見に行くとビッコを引くように出てきた。矢部さんが写真を撮りに近づくと再び防除柵に衝突する。こんどは片羽根を広げたようにして歩いて、枝が積み上げられた所に消えた。 このシカの防除柵、つい最近作られたもので、これまでの物(6月28日のヒオウギのところにあります)とは違う。上部の網目が細かくなっている。シカを防除するなら、このような網目は必要ではない。

もし、この防除柵が他の場所でも使われているなら鳥たちの衝突による怪我や死が増えるだろう。

3 件のコメント:

  1. 昨日はお疲れ様です。柵に衝突した鳥はクロツグミのメスでした。

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  2. あの植物はクマヤナギでしたか、僕が思っていた植物とは全然違いました。 

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  3. koichiさんへ

     ぶつかった鳥はクロツグミのメスとのことありがとう。早速、図鑑を見て、確かめました。
     流石!ありがとう。
     左足にヒルが3匹もついていた。一匹は血を十分吸ってまるまる太っていたよ。もちろん、塩攻めで殺した。

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