2008年4月20日日曜日

エビネとネキリムシ

新学期が始まって気持ちの余裕が無いのと、雨模様で山には行けない日が続く。今日はせっかくの土曜なのに朝起きると曇り空だった。今日も山行きをあきらめる。庭を見る。 エビネが咲き始めた。しかし、7本出ていた花茎のうち2本が倒れている。ん?何故?と思ってみると、花茎の根元付近からまるでウサギにでも齧られたような斜めの切り口になっている。さらに、見ると咲き始めた花や蕾も齧られたような痕が残っている。

ヨウトウムシとネキリムシ(いずれも数種類の蛾の幼虫)の仕業だ。花茎が伸びてきて蕾が膨らみ、花が咲き始めると切り倒すなんて、、、。しかも、土の中に隠れていて、夜になると出てきて齧るのだ。

辺りをみるとユリも食べられている。仕方がない、退治しなくてはならない。昼間出てくると小鳥たちの餌食になるために、夜活動するように進化したヤツだ。

柔らかい葉っぱを食べる蛾の幼虫は、イモムシと毛虫がいるが、夜活動するのは体色も体毛も地味で目立たない。摘んでも丸くなってしまう。昼間活動するイモムシは派手な色で、見た目も気色悪い。摘もうとすると威嚇のようなポーズをするものがいたり、気味悪い液を出したりする。毛虫は、毛に触れただけで痒くなったりするものがいる。かれらもどうやったら天敵にやられないように葉っぱを食べることができるか、日夜生存のための努力をしていることになる。

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