故有事

日常の出来事や野山を探索して感じたことを、さらには人と動物の行動との類似や相違で感じたことを述べていきたい。

2025年7月17日木曜日

ネズミとネコの下顎骨臼歯の並びの違い                  The differences in the row of mandible molars between rats and cats

›
前回アップした齧歯目の内側咬筋の図1では、鼻骨に近い上顎骨に起因する内側咬筋が眼窩下孔を通って下顎骨の臼歯と下顎枝の間まで伸びている。齧歯目の下顎骨をあらためて見ると、食肉目のネコの下顎骨と臼歯との位置が違っている(図1)。 ネコでは臼歯は下顎骨上に並んでいる。が、ネズミでは下顎...
2025年7月16日水曜日

ナスの中に幼虫が!             The larva is in egg-plant!

›
昨夕、台所でナスを切っていた連れ合いが「見て!ナスに入っている虫がいる!」と切ったナスを渡してくれた。うん、確かに何かの幼虫の芋虫がいる(図1)。何の幼虫か判らないので、画像検索したら。オオタバコガの幼虫と出てきた(図2)。ナス科の植物を食べ荒らす害虫になっている。ナス科ならトマ...
2025年7月15日火曜日

眼窩下孔を通る齧歯目の内側咬筋             Medial masseters passing through the infraorbital foramena in Rodents

›
 動物の発生過程で、先ず神経系が形成され、それから血管系も形成され、次に筋肉系も形成されていき、最後に骨が形成される。それは、頭では理解している筈だが、骨を見ていると、骨が先にあり、後から神経や血管、筋肉が作られるのではないかと思ってしまう。 さて、前回齧歯目の巨大な眼窩下孔をア...
2025年7月14日月曜日

ゴマダラカミキリを部屋に入れた!           I put a long-horned beetle into my room!

›
昨日夕方近く、庭に出て水道栓に散水ホースをつけて睡蓮鉢や、吊るしているラン類に水をかけていると、何とアカトンボが来て柵の上にとまった。アカトンボにも水をかけてやると一瞬飛び上がったが、またすぐ舞い戻って同じ所にとまった。足元に目を移すとゴマダラカミキリが一匹歩いている。早速捕まえ...
2025年7月12日土曜日

ヌートリアの大きな眼窩下孔とリスの小さな眼窩下孔                    Big infraorbital foramen of coypu and small infraorbital foramen of squirrel

›
 齧歯目ほど一つの目Orderで多様な眼窩下孔を持っている目はない、眼窩と見間違うほど大きな眼窩下孔を持つヌートリアたちもいれば、小さな眼窩下孔をもつリス科の仲間もいる。でも、リスの仲間を除けば多くの齧歯目は大きな眼窩下孔をもつ。 図1と2の動物はネズミ科のアカネズミとスミスネズ...
2025年7月11日金曜日

シカやイノシシ、スナメリの眼窩下孔      Infraorbital foramina in Deer, Wild Boar and Finless porpoise

›
下図は丹沢に生息する鯨偶蹄目のシカとカモシカとイノシシの眼窩下孔である。それと愛知県のSugimotoさんから送ってもらったスナメリの眼窩下孔をアップする。いずれも頭骨の割合からすると小さな孔である。この眼窩下孔を通る神経と血管は、頬や口吻や口腔内の感覚を司っているのだ。 図1....
2025年7月10日木曜日

霊長目と食肉目の眼窩下孔                   Infraorbital foramina in Primates and Carnivore

›
ニホンザルを含め霊長目の動物たちは小さな孔の眼窩下孔が複数ある(図1&2)。しかし、食肉目の動物たちは大きな孔の眼窩下孔が一つだけである(図3&4)。眼窩下孔には、それぞれ顔面や口腔内の神経や血管がが通っている。ぼくは、右顔面打撲骨折で、眼窩と眼窩下孔が潰れ手術された。もう、違和...

オニユリが咲き始めた!               Tiger lilies have begun to bloom!

›
庭のオニユリが3個咲いている。これからどんどんこのオニユリの花が庭を賑やかにする。図1のコヤツは庭に寄せ植えしている大鉢にムカゴが落ちて咲き出しているヤツだ。オニユリは暑い夏の象徴のようなユリだが、まだ7月上旬だ。ぼくはまだ寝室のエアコンは入れていない。窓を開け、カーテンを開ける...
2025年7月9日水曜日

アライグマの眼窩下孔                  Infraorbital foramina in racoons

›
 HPを立ち上げていた時に日本に生息する食肉目7科の検索・分類表をアップしていた。7科を頭骨の様々な部位を基に検索したのだ。その中で眼窩下孔の①数や②位置、③形状から検索・分類するものもあった。眼窩下孔が1個なのがイヌ科、イタチ科、クマ科、ネコ科、ジャコウネコ科、マングース科で2...

もうすぐ咲くオニユリ                  Oniyuri, Tiger lily to bloom soon

›
庭のオニユリが蕾が橙色に大きくなってもうすぐ咲きそうだ(図1)。このオニユリかなり前に暮れに茶碗蒸しの材料にするために買った鱗茎だ。そのひとかけらを植えたものが、今では庭の至処に出ている。一昨年から今年は暮れにオニユリの鱗茎を食べようと思っているのだが、茎に目印の紐を結んで置いて...
‹
›
ホーム
ウェブ バージョンを表示
Powered by Blogger.