2021年8月30日月曜日

伝導まで早戸川林道を歩く5)  Walked to Dendou on the Hayatogawa forest road 5)

左にゴーゴーと流れる早戸川を見て暑い日差しの中を歩く。伝導の木洩れ日の下に辿り着く。もう、暑いのでまっすぐ河原に直行だ。
9:51 伝導に着く
日陰になる所を探し、ザックとバックを下ろし、手袋をとり、上のシャツを脱ぎ、メガネを外して流れる水を梳くい顔を洗う。何度も洗う。濡れた手で首を撫でる。顔を洗っては首を撫でる。気持ちが良い。下着も取り去って水浴びしたくなる。が、コッフェルに水を汲む。ブランチの用意だ!
 ガスコンロを組み立て、火をつけサッポロ一番 みそラーメンを半分に割ってコッフェルに容れる。煮だったのでお湯を椀に注ぎ、粉スープを掻き混ぜて、出来上がったラーメンを椀に移す。熱いスープを少し啜る。何も入ってない胃が喜ぶ。買ってきた辛子明太子入りオニギリを一口食べ、スープを飲む。胃がもっと欲しがる。ラーメンを食べ。オニギリ1個を全部食べ、ラーメンのスープを飲み干す。もう一つオニギリや餡パンがあるが、もう、十分だ。椀を洗う次いでに冷たい水を汲んで飲む。あー旨い。ここで昼寝をしていきたいくらいだ。

ガスコンロを仕舞い、後片付けをし、シャツを着て記念の自撮りをして、ここを後にする。

10:32 ブランチ後
帰路は始めっからストックを仕舞う。「転ばぬ先の杖」という言葉があるように両手のストックにバランス頼っていることに気が付いたのだ。ストックはザックに付け、ストックに頼らないで歩く。バランスが悪くなったのは、歳をとったせいもあるだろう。しかし、この25年ストックに頼り過ぎてきた感がある。っと考えながら歩いているうちにヘアピンカーブを過ぎる。もうすぐ魚止橋だ!

11:04 ウン!魚止橋の上は涼しい
11:14 ボタンヅルだ!
大平方面への道標を過ぎると一層早戸川の流れる音が大きくなる。涼しそうな流れだ。写真を撮り、動画でも撮る。
11:52 清流早戸川
早戸川で涼んで!
12:08 三日月橋で休憩だ
この正面に奥野林道方面への小道がある。一度、登ってみたいものだ。
12:57 ヤマボウシの実が1個落ちている。
ヤマボウシの実が1個落ちていた。口に放り込む。甘い!上を見上げたらヤマボウシの木があり、実が生っている。動物たちもまた甘い実を楽しむことだろう。13時6分に車を置いた場所に着く。堰堤から流れる水で顔を洗い、手を洗い、水を飲み、しばらく頭を水に浸す。冷たくて気持ち良い! あー、暑い夏は大好きだ!

2021年8月29日日曜日

早戸川林道を伝導まで歩く4) Walked to Dendou on the Hyatogawa forest road.4)

 大平キャンプ場跡へ行く場所を過ぎて15分も歩かない内に丹沢観光センター前に辿り着く。門塀横の階段でタバコを吸っていた頃なら一服したいところだが、魚止橋までもうすぐだ。この丹沢観光センターに20年くらい前に丹沢実習で何度か泊まっているのだ。その時にはバスでここまで来ている。本間橋を過ぎる。ここも本間ノ頭を登る起点であった。

8:58 本間橋を通過

ん?自転車でここまで来た人がいるんだ!あの陥没のところを自転車を肩に担いで渡り、倒木地帯や瓦礫地帯も自転車を担いできたのだ。サイクリングをする人は凄い!もう、45年前の夏、連れ合い等と雌阿寒岳に登った時に、自転車を担いで山頂に上がってきたグループがいた。広島大学サイクリング部だった。今なら軽い自転車もあるだろうが、当時のものは重そうだった。何れにしても若いからできる事だ!
おー、あの岩だ。岩の上に細い石が乗っている。旨くバランスをとって乗せたんだ!
9:09 大岩の上に、、、
この大岩を過ぎて、右側に今まで車を停めていた場所を過ぎる。ここからはすぐ魚止橋だ。ここでブランチにしようと思っていたが、伝導まで頑張ることにする。
9:18 魚止橋で
この橋の上は涼しい。堰堤から流れ落ちる飛沫が飛んでくるようで、辺りの空気がひんやりする。ん?これは?タヌキのタメ糞だ!道の真ん中にあるのに気が付かなかった!
9:23 ストックの左側にタヌキのタメ糞
9:24 タヌキのタメ糞だ!
橋を渡ってすぐ左の斜面を登るショートカットの道をとり、デコボコ道を歩く。左に流れる早戸川の音がぼくの鼓膜をつんざくように大きくうるさく響く。

2021年8月28日土曜日

早戸川林道を伝導まで歩く3)  Walked to Dendou on the Hayatogawa forest road3)

三日月橋の処でブランチにしようと思ったが、座り心地の良さそうな適当な場所が見つからない。そのまま素通りだ!この橋の岩場にイワタバコとイワギボウシがあった。ブランチは魚止橋かな?小さな滝が落ちる早戸川は水量が多く流れが岩々にぶつかりながら流れ下る。その流れをみていて、一瞬、22歳の時にタイワンザル調査で知本温泉の奥山に分け入った時に早戸川のような渓流で水に浸かって10メートルほど流されたことを思い出した。
8:04 みかづきばし
歩く歩く、道路全面が日陰になっているとそこだけで涼しい風が吹いている。ん?テン糞だ!もちろんゲットする。

8:18 テン糞1
また、すぐテン糞だ。日陰なのでここで休みたくなる。でも魚止橋まで頑張ろう。
8:24 テン糞2
電信柱が2本倒れ、土砂崩れがありさらに倒木がその上を覆っている手前で、ハエがたくさん集っている糞だ。ハエは飛び立とうとしないので、登山靴でどんどん踏み鳴らす。
こんなに形がなく柔らかなのはアナグマの糞だ!素手で取らずに乾いた枝を箸にして拾って小袋に容れる。
8:26 ハエが群がっている糞
8:28 ハエがいなくなった糞
8:39 ようやく大平へ行く道の場所だ!ここから大平キャンプ場跡へ行くには登山靴を脱いで早戸川を渡渉しなければならない。夏はヒルに襲われ、冬は足が痛くなるような水の冷たさの中を素足で歩く。

2021年8月27日金曜日

早戸川林道を伝導まで歩く2)  Walked to Dendou on the Hayatogawa forest road 2)

令和元年2019年10月の台風19号はこの丹沢山塊にも大きな被害を及ぼした。我家はこの台風に遭ってから全てのガラス窓を厚手のビニールシートで覆った。それは防犯フィルムと云う名であった。工事担当者からは、そんな必要は無い、福田さんは心配症ですね!とまで云われた。台風19号の強風は家を揺らした。雨戸(シャッター)やガラス窓が押しつぶされまいとして歪み必至で耐えていた。それが恐ろしかったのだ。それまでは窓を少し開けて外の様子を見たりして、台風を楽しんでいた時もあった。

その台風19号の爪痕は東丹沢の各所に工事されないまま残っている。その中でもここは早戸川の瀬になる部分であり、急速な流れによって路肩のコンクリート部分は耐えたが、コンクリートが無い3メートルくらい下の底部がえぐられ、陥没したのだ。
この日は、早戸川を左に見ながら、三日月橋からは右に見ながら歩いた。白濁した飛沫と爽やかな薄青の水の急速な流れと早戸川を囲む谷の岩の露出。この流れの早さが早戸川の由来だとあらためて思った。
7:26 ガードレールを両手で支えてのカニ歩き
カニ歩きを終えた上流部分の山側に、ん、何だ?ホトトギスでもない。ツルリンドウ? ホタルブクロ?
7:32 この花は?
しばらく歩いていると後ろから人の足音、振り返ると渓流釣りの30代くらいの男子であった。足元は運動靴のようなものを履き、脹脛はゲートル状の物を巻き付け、上半身も薄手のぴったりした長袖を着ている。ズボンと荷物を覚えていない。20メートル位話しながら歩くが、ナンセ歩くスピードが違う。彼と別れるとすぐ視界から消えた。どこに登るのですか?と問われ最後の橋を渡ってからヘアピンカーブありますが、そこから登ります。あー、榛ノ木丸ですね!っと云われる。そこから調子が良ければ姫次に行きたいと応えたが、ぼくは彼の歩きに付いていけない。

で、榛ノ木丸にいつ行ったか調べると、何と3年前の2019年には3度も登っているし、姫次まで歩いている。今のぼくの歩きは遅すぎる。昨年は32回山歩きをしている。が、今年はまだ10回目だ。1月に腰部脊柱管狭窄症と診断され左足の座骨神経痛に悩まされた。そして7月には休講をするようなギックリ腰に襲われた。このため、歩かなくなり、足腰が弱っているのだ。この日、帰宅後シャワーを浴び体重を測ったら70.3キロだった。驚きだ!なんと念願の70キロ以下の体重に近づいている。もちろん、暑い中歩いたために2キロくらい減少したのだ。

7:46 土石がゴロゴロしている
7:57 奥野林道からも見える谷沿いの崩壊地

崩壊地を過ぎて、三日月橋はまだかな?っと思いながら歩く。三日月橋でブランチにしようと思う。っと、ん?シロヨメナ? シロヨメナを見てほっとする。っと間もなく三日月橋だ!
7:59 シロヨメナ
8:04 三日月橋だ!この橋の上は涼しい。

2021年8月26日木曜日

早戸川林道を伝導まで歩く   Walked to the Dendou on the Hayatogawa forest road.

今日は、朝5時半に家を出る。この所夜明けが遅くなっているので、4時ではまだ暗い。4時半頃ようやく薄明りとなり、5時を過ぎるとようやく明るくなる。今日の藤沢の日の出は5時9分だった。
暑くなりそうなので、早戸川林道を歩くことにする。この林道は魚止め橋を渡ると少し川から逸れるが、すぐ川沿いに伝導まで続く。
車をゲート手前の沢沿いの空き地に置く。7時近くだったが、一台置けるスペースを作って2台が止められていた。その真ん中に入り込む。いつもは6時を過ぎるともう満杯なのだ。今日は付いていた。
7:16 おー!イワギボウシが咲いている。
イワギボウシだ!
7:22 釣り人が一人、流れの早いところで四苦八苦しているようだ。
釣り人が見える
7:26 ここから道は陥没している。ガードレールを頼りにカニ歩きだ!
2019年の台風19号で道路が陥没した

2021年8月18日水曜日

土砂降りの雨の中を帰宅 Returned to my home in the downpour.

朝、晴れていたので、引地川沿いにある親水公園を目差して散歩した。
途中の川沿いの草叢を歩くとショウリョウバッタが次々に飛び立った。が、このバッタ1メートルくらいしか飛ばないので、すぐ撮ることができる。
図1. ショウリョウバッタ
引地川もいつもより水量が多い。アオサギが魚を狙っている。何と5分もしないで嘴の長さくらいの魚を2匹捕まえた。が、ぼくが狙いをさだめると上手く取ってくれない。こちらが痺れを切らした。っと、目の前を何かが飛んだ!カワセミだ。コヤツは鉄板の土手にとまって魚を狙う(図3)。
図2. 引地川でアオサギが魚を狙う
図3. 引地川の土手の鉄板にとまって魚を狙うカワセミ
先ずは、水田に来た。アマガエルが先日よりも少し大きくなった感じだ(図4)。ここでどのような昆虫をこの体勢で捕まえることができるのだろう。大きくなっているから、結構食べているのだ。っと、シオカラトンボがとまった(図5)。
図4. アマガエル、大きくなった
図5. シオカラトンボ
川沿いの道を外れて旧道をあるく。厚木からの道はここで藤沢道と引地道に分かれる。藤沢道を少し登ってみたが暗く細く、人は余り歩かないようだ。っと思っていたら、ザックを背負った一人の若者がサッサとぼくを追い抜いていった。途中で左側に伏見稲荷大社があった(図7)。何故、大社なのだろう。小さな祠のような感じ。
図6. 正面は藤沢道
図7. 伏見稲荷大社
下りてくると、道祖神があった。ここで旅人の安全を見守っているんだ。引地道を行くことにする。
図8.道祖神
引地道の西側は水田が広がり、その向こうが親水公園へ連なる遊歩道だ。畦道に下りるとアマガエルがとび出した。捕まえることにする。が、しゃがまなくてはならないので、ぼくにとっては大変だ。それでも5匹を捕まえて持ってきた味付け海苔が入っていたプラの透明な筒に容れる。黒く、背にイボイボがある少し大きめのカエルも跳びはねる。一匹を捕まえプラ筒に容れる。このイボガエルはアズマヒキガエルのチビかな?
図9. 背にイボがある黒っぽいカエル
このカエルはヌマガエルのようだとのこと。両性爬虫類に詳しいMTさんからメールをもらいました。ヌマガエルは元来は西日本に生息するが、最近東日本にも広がっているとのことです(8/18 18:17)。

アマガエルを5匹も捕まえ、イボガエル(ヌマガエル)を一匹捕まえたので、畔をそのまま突っ切って柵を越えて遊歩道へ出る(図10)。ここで、途中の販売機で買ったお茶を飲む。っと、何故か怪しげな風が吹き、雨粒が二つ、三つ当たる。っと間もなく降り出す。12:20、凄い土砂降りとなる。こんなに早く歩く事ができるんだっと思うくらい早く歩く。水道橋の下で雨宿りしている人が3人いる。そこで、ザックにはザックカバーをかける。ぼくはもう、帽子からも雨粒がしたり落ちてくる。ズボンの膝下はずぶ濡れだが、薄いナイロン生地なので気にならない。水田に水に運ぶ側溝の水が溢れて道路を覆っている。すでに1,2センチの深さにまでなっている。
家に着く10分前には雨は止み、ずぶ濡れ状態で到着する。帰りは1時間で戻ってきた。すぐ、風呂場に直行し、着ているモノを洗濯機に入れ、シャワーを浴びる。缶ビールが旨い!連れ合いに少し飲まれる。
図10. 遊水地の歩道で

2021年8月13日金曜日

カマキリの抜け殻  It's a exuviae of mantis

先ほど、連れ合いが玄関先でぼくを呼ぶので行ってみると、生け垣の枝についている昆虫の抜け殻を指し示した(図1)。カマキリじゃないか?っと云う。昨日、ぼくが学校に行っている際に剪定をした時に見つけたようだ。カマキリにしては鎌が見当たらない。
図1. カマキリ?
この枝を折り取って、抜け殻をじっくり見た。鎌があった。大きな頭部らしき部分もあり、触覚もあった。カマキリの抜け殻だ!
図2. 左右の鎌もあり、触覚も!
セミやチョウは蛹から成虫になる時に、蛹の抜け殻を残す。トンボは幼虫が水から上がって成虫になるとき、幼虫時代の殻を残す。このカマキリは卵から孵ると小さいがいきなりオトナと同じ姿だ。それがこうやって合わなくなった殻を捨てて大きくなっていくのだ。成虫になるまで何回脱皮するのだろうか?
 

2021年8月11日水曜日

アマガエルの夏!  The summer season of tree flog!

今朝、久しぶりに引地川沿いを下って田圃のある水道橋まで散歩した(図1)。水田の稲は育ち、穂も大きくなっていた。が、まだ川の水が水路を流れて田圃にそそがれていた。
図1. 田圃、前方に水道橋が掛かる
久し振りにここまで歩いてみたくなったのは、アマガエルを見るためだ。イネの葉の上を探した。イネもアマガエルも緑色なので見つからない。が、一度見つけると次々に目に留まり始めた。まだまだ小さい頭胴長10ミリくらいなものか!
図2. ここに何匹のアマガエルがいる?
ぼくの近くのイネの茎にとまっている一匹がいた(図3)。スマホを近づけパチリだ。何匹か捕まえて持ち帰りたいが、その用意を全くしてこなかったので、ただ撮るだけだ。
図3. まだまだ小さいアマガエル

っと!ちょっと大きいシジミの仲間が畦道の近くにとまっている。帰宅して調べたらジャノメチョウ科のヒメジャノメのようだ(図4)。

図4. ヒメジャノメ
畦道沿いにオモダカが白い花を咲かせている(図5)。イネの雑草のようだが、白い花弁で綺麗だ!
図5. オモダカ
目の前をヒラヒラとアゲハが飛び、ぼくの足元の草にとまった(図6)。ん?キアゲハ?黄色が薄すぎる。やはりアゲハだ!
図6. アゲハ