2016年8月29日月曜日

台風接近 The approching Typhoon!

此の2、3日、台風の影響で丹沢はおろか散歩もできない状態だった。
でもとうとう我慢しきれなくなり、昼過ぎに横浜市との境を流れる境川まで往復してきた。
天気は風が少し強く、晴れたり、曇たりだ。
傘を持とうか迷ったが、降ったら雨に濡れても構わないと思って、持たずに出かけた。
流石に、今日のような天候の日に散歩している人はほとんどいない。
境川沿いのサイクリング道路沿いでは、ミンミンゼミとアブラゼミが争うように鳴いている。
境川の水量はまだそんなに多くはない。

死んだアブラゼミのメス一匹とオス一匹、ミンミンゼミのオス一匹を道路上で拾った。
帰宅して、シャワーを浴び、ベランダから雲の隙間からこぼれる太陽の光を撮った。
 そして、我が家のサルスベリの花を撮った。

このところ、歩かないと両足が浮腫む。朝、晩2回くらい散歩したいのだが、一度、警察官に不審者に間違えられて職務質問を受けたことがある。
以来、外へ出る時は髭をを剃り、身綺麗にしてから出かけるので、少々面倒だ!

そうそう、拾ったセミのあのカギ爪の有無を見た。
メスのアブラゼミにはあのカギ爪はあるが、オスのアブラゼミやミンミンゼミには無かった。
ますますかのカギ爪が気になってきた。

2016年8月27日土曜日

アシダカグモが住めない家 My life that insects do not live in together.

昨夜、12時頃「お父さん起きて!」と家族に起こされた。
娘の部屋に大きなクモがいるという。
メガネをつけてフラフラと行く。
長女のベットの横の壁にアシダカグモが張り付いている。
床からは5センチくらい上の位置だ。
1メートルくらいそっと近づくが、ヤツはじっと動かない。こちらの動静をうかがっているようだ。

娘にヤツの動きを見張ってもらい、ぼくは、封筒とガムテープとハエタタキを用意する。
連れ合いはハエタタキで叩いて殺せばと云うが、そんな可哀想な事はできない。
どんなクモも良いヤツなんだ。家の中の虫を捕まえてくれる役に立つヤツなんだ!
ゴキブリと違うんだ!っと、今回も云う。が、娘も連れ合いも全く聞く耳を持たない。

封筒の口の両端を5ミリほど折り曲げる。口の部分の端から端までガムテープを封筒の幅に合わて半分余地を残して貼り、その封筒を壁に床が一方の端になるように口に貼ったガムテープの残りで張り付ける。
開いた口はもちろんヤツの方向に向けている。
ぼくがハエタタキを持ってヤツを封筒の方に移動させようとすると、何とヤツは逆に動きベットの下に入ってしまった。一瞬の素早い動きなので連れ合いも娘もどこに行ったか分からず。

ぼくは、ベットの下に移動したからもう無理だ!と自分の寝室に戻る。
しばらくして、騒いでいるので、娘の部屋に行く。
新たな封筒を壁に貼ってある。
娘が長いモップを持ってベットの下を覗いている。
クモを動かすから封筒に入ったら閉めるように要請される。
と、さーっとクモが移動してきて封筒に入る。
ぼくは封筒の口を押えて壁から剥し、封筒の口をガムテープでとめる。
アシダカグモは特に良いヤツなんだ!ゴキブリも捕まえて食べるんだ!
っと云いながら、
封筒を蛍光灯の光に透かしてクモの姿を娘に確認させ、
ぼくは封筒を持って部屋に戻り、枕元に本と共に封筒を置き、眠る。

この封筒とガムテープを用いた捕獲方法は、ゴキブリも全く同じ方法で捕まえることができる。

今朝、封筒を見ると半日食べずにまだ生きている。
さぁー、散歩ついでにコヤツを何処かで逃がしてやろう。
でも、コヤツは我が家に居ても食べていけなくて死ぬだけだったろう。
アフリカのマハレ山塊国立公園内で3年間暮らした時は、家の中には光を求めて虫がいっぱいで、虫を求めてヤモリが天井や壁に張り付いており、床にはトカゲがうろうろし、ヤモリやトカゲを求めて、ネズミが毎夜ガソゴソ動き、ネズミを求めてヘビが2匹いた。
ぼくにとっては夢のような昆虫や動物たちとの一緒の生活だった。
拙著「アフリカの森の動物たち」として記録を残した。
しかし、今の我が家では虫一匹住むことができない。

散歩に行こうとしたら、もう雨が降っているので、アシダカグモは庭に放してやった。

2016年8月26日金曜日

この果実の名前を! Give me this fruit's name!

8月19日に「この野菜は何?」っとアップしたところ、k-ta隊員からヘビウリではないかとコメントをもらいました。そのことを知人に伝えたところ、ネットでヘビウリを見たが違う感じだ!っと納得してくれません。
昨夕、スイカや他の野菜と共に巨大なヘビウリを2本持って来てくれました。
先日の上の写真のが初期段階で、それが伸びさらに太くなったのが、下の写真の上のモノ、さらに太くなって7キロくらいになったのが下の写真の下のモノということです。

写真のスイカは5.4キロあるので、このモノの大きさが判ると思います。
知人は種苗店から通販で「トランペットズッキーニ」という名前で種子を買ったそうです。
が、生ったモノが写真で見るトランペットズッキーニとは異なるので、
何だろうとぼくの所に持ち込まれたのです。
ズッキーニはカボチャのような橙色の花を朝咲かせますが、
コヤツはユウガオのように夜に白色の花を咲かせるようです。

これ、どうやって食べたら旨いのかな?

2016年8月25日木曜日

テンは堅いサルナシの実をどうやって探し出したの?  How did a marten find out the hard or crisp arguta fruits?

日向キャンプ場から大山山頂までの往復で見つけたテン糞です。
それぞれ何を食べたかは写真の下に記しています。

8:19テン糞①
直翅目(バッタの仲間)の脚と腹部外皮

 8:49テン糞②
2個以上のサルナシの果皮付き果肉と種子

 12:00テン糞③
3個分のサルナシの果肉付果皮と種子

テンは早くもサルナシの実食いに入っている。
下りで見たサルナシの実はまだ硬そうだった。
テンがサルナシの実を探し出すのは、視覚ではなくて嗅覚だと考えている。
まだ、青く硬い実は匂いはしないだろう。だから、木に登って食べたのではないだろう。
しかし、台風の強風で落下した実は柔らかくなり、少し発酵し匂いを出すだろう。
きっと、台風で落下したサルナシの実を食べたのだろう。

2016年8月24日水曜日

ばてばての大山登山  Very tired for climbing Mt.Ooyama! And,painful knees!

家を出たのは6時10分前だった。
台風一過の素晴らしい青空だ!車を走らせてすぐ目の前に富士山が立ち上がっている。
この富士山を見て、今日登る山を決めた。
当初は、久しぶりの丹沢なので仏果山に行こうと考えていたのだ。
国道246の伊勢原市役所交差点から県道63に入る。
今度は左前方に大山が青空の中に浮かんでいる。
大山の山頂から富士山を見ようと決める。
コンビニでお昼を買い、西富岡の交差点を日向キャンプ場への道に入る。
6:56、既に3台の車が止まっている。GPSをセットして、ストックを伸ばして歩き始める。
青空が高く清々しい。
キャンプ場へのゲート横から入り、つづら折りの道を歩く。
沢越えの所の道が台風の水で冠水し、少し上流に上がって跳ねるように歩く。
7:17、カシワバハグマが蕾を付けている。
 7:40、ヤマホトトギスだ!もう、この辺りではカシワバハグマの蕾は見られなくなる。
が、ヤマホトトギスの花が登山道まで見られた。
8:05、登山道着だ!もう、この頃は青空ではなくなっている。
ぼくが上の標識を撮っていると、登山者が一人ぼくを追い越していく。
8:19、テン糞だ!先ほどの登山者に少し踏まれたようだ。
 上の糞を目差してセンチコガネの仲間が一匹、ほとんど直進してくる。
糞にすぐ辿り着き、食べている?ぼくはコヤツをごめん!と云ってどかして糞を横取りする。
8:28、見晴し台に着く。
途中で、二人連れのぼくよりも年上の短パンを履いた登山者が降りてきて、ぼくを追い越していった人と話しをしていた。
見晴し台には誰もいない。ここでコンビニで買ってきたメロンパンを朝食として食べる。
携帯にメールが入っている。3時頃から雨模様・落雷・突風の予報との連れ合いからのものだ。
まー、余裕だ!でも、あんなに晴れていた空が曇り空だ。しかも、風呂場に入っているような湿っぽさである。もう、晴れないのかな?富士山は無理か!
 8:46、ヤマボウシの実がところどころに落ちている。台風で落ちたのだ。でも、これからタヌキやアナグマのヤマボウシの実食いが始まるということだ。
8:49、お!また、テン糞だ!なんとなく嬉しい!
9:17、見晴し台が見えるベンチにやってくる。薄ぼんやりと見える。
帰路はしっかり見えた。
9:51、キクラゲの仲間だ!獲らなかった。このキクラゲの名前が判らない。
9:59、不動尻、三峰方面の三叉路だ!
この道標を撮っていると、登山者が一人降りてきた。何時に登ったのか聞くと、6時に登り始めたようだ。
10:11、リョウブの花が朝靄の中で綺麗!
望遠にしてリョウブの花を撮っていると、測量用の杭を持った3人の山仕事の人が下りてくる。
一人は地下足袋で、二人は軽登山靴だ。地下足袋の人は50歳くらいなのに軽やかな足取りだ。
ぼくは、ただ場所を開けて彼らの後ろ姿を見送る。
この人たちと3度会うとは思ってもいなかった。
10:28、山頂で記念写真とする。
山頂に着いた時は、登山者が一人、ストレッチをしていた。ぼくはまっすぐ山頂茶屋へ行ったことは昨日お話しした。写真を撮る前にベンチで鮭の入ったオニギリを食べる。
一人居た登山者は見晴し台以外の方面に下っていった。
写真を撮り終えて出かけようとすると、ランニング姿のおじいさんがやってきた。
スゴイ!走ってきたんだ!
下り始めると間もなく中年女性が単独で登ってくる。
目だけ笑った顔でバテバテですと云う!こちらもバテましたと応える。
10:52、シカの足跡だ!たぶんメスグループなのだろう。足跡の数が多い。
11:06、ツルニンジンだ!
撮っているとアシナガではなくスズメバチがやってきて、花の中に潜ったりしている。
コヤツは何やってんだ!
11:09、サルナシの実がたくさんぶら下がっている。
登山道の真上で、50センチも上ではない。後、2ヶ月もすると登山者に食べられるだろう。
12:00、20分前に見晴し台の見えるベンチを過ぎて、もうすぐ見晴し台というところでテン糞だ。
女性の単独行が見晴し台からやってくる。
12:22、見晴し台着だ!
あの山仕事の3人連れがベンチに座ったり横になったりしている。ぼくは、スポーツ飲料を飲み脚が攣らないようにする錠剤を飲む。膝が痛い!
足を引き摺るようにしてストックを長めにして下る。
12:37、キャンプ場へ行くつづら折りの道に入る。往きには確か30回くらい折れた道だ!
しばらくストックを着きながら、立ち木につかまるようにして下っていると、あの山仕事の人たちが下ってくる。もちろん、ぼくは道を開ける。向こうはニコニコ顔でお先に!っと云って下っていく。
早い早い、すぐ見えなくなる。
13:01、もうすぐキャンプ場というところにある東屋で一休みする。
13:31、林道のゲート手前にある水場に行って、顔を洗い、水を飲む。ここの水は冷たい!
13:37、車に着く。
クマノミズキの実が黒く熟している。テンもそろそろ狙っているかな?
膝が痛くなって休み休み下ったのは久しぶりだ。
登りは、ゆっくりなのに、どうして痛くなったのかな?
しかし、こんなに痛くなったのでしばらくは山歩きはお休みかな?

2016年8月23日火曜日

もうホトトギスが!  Already tricyrtis sp. has bloomed!

今日、日向薬師から大山を往復してきた。
日向キャンプ場からのつづら折りの山道で
ヤマホトトギスが咲いていた。
汗だくになりながら、見晴し台に着き、もう大山山頂のお店でビールを買って飲むことだけを
考えて登る。時折の風が心地良いが、、、ビール、ビールを思って登る。
山頂には登山者が一人だけ!不吉な感じがする。
まっすぐ山頂茶屋に行く。が、閉まっている。
これほどガッカリしたことはない。コンビニで買ってきたオニギリを一個食べ。水を鱈腹飲む。
帰路は落ち込んだせいだろうか?膝が痛くなり、そろりそろりと一歩一歩下る。
帰宅し、服を脱ぎながら、部屋の冷蔵庫を開け缶ビールを1本取り出す。
シャワーを浴びながら缶ビールを飲む。
あー、ささやかな幸せを味わう。

2016年8月21日日曜日

上腕骨の比較  The comparison with mammal's hemerei:mongoose,palm civet,cat,racoondog,hare,and macaque.

我が国に生息する哺乳類の上腕骨は骨格を作る骨の中で、頭骨以外では最もそれぞれの動物種の特徴を表している。その中でもモグラの仲間の上腕骨は異質とも思えるものだ(2016年6月14日)。頭骨の形態は、その動物の食物の咀嚼や摂取の仕方に大きな影響を与えていることは、拙著「頭骨コレクション」で述べた。
上腕骨は、食物を食べる時に抑えたり、つかんだり、あるいはモグラのように穴を掘ったり、サルのように木に登ったり、さらには同じ木に登るにも前脚の爪で引っ掛けて登ったりするときにこの前肢の上腕骨は大きな役目を果たしている。
しかし、行動・生態上の違いがどのように上腕骨に投影されているかまだまだ説明できない。

この一週間、マウス、ハタネズミ、ラット、ホンドリスなど齧歯目の上腕骨、さらにはノウサギやニホンザル、そしてマングース、ハクビシン、ネコ、タヌキ、シカの上腕骨だけを眺めてきた。
それは、下肢骨の場合は大腿骨でも脛骨でもどんな哺乳類でも左右の区別が簡単にできる。
しかし、上腕骨の場合はすぐに判断できずにいたのだ。

下の写真は左側の上腕骨を後ろから見たものである。
上は肩の部分で肩甲骨が接する上腕骨骨頭で、下は肘の部分で尺骨や橈骨が滑車のように接する。
A:フイリマングースSmall Indian mongooseHerpestes auropunctatus 奄美大島産
B:ハクビシンMasked Palm civetPaguma larvata 東丹沢産
C:ネコDomestic catFelis silvestris catus  各務原市産
D:タヌキRacoon dogNyctereutes procyonoides 東丹沢産
E:ノウサギJapanese hareLepus brachyurus 東丹沢産
F:ニホンザルJapanese macaqueMacaca fuscata  富津市産

下の写真はA:マングース~F:ニホンザルまでの左側の上腕骨を正面から見たものである。
上腕骨の左右の簡単な違いを知りたいために上腕骨を眺めていた。が、A、B、Cの上腕骨の肘の外側に当たる部分に孔があり、この孔(Cの孔に紐を結んでいる)はリスにもある。タヌキやノウサギ、サルには無い。この孔は神経や血管が通るものと思うが、マングース、ハクビシン、ネコ、(ホンドリス)にはあるが、ウサギ、サル、(シカ、カモシカ)には無い。
この孔の和名を知りたい!英名はsupracondylar foramenだ!


下は、正面から見た上腕骨だ!
F:ニホンザルの上腕骨は、子供の骨なので、肩の部分の上腕骨頭や肘の部分の上腕骨滑車部分の軟骨が骨化して癒合する前に外れてしまっている。

次回は左右の骨を並べて見てもらいたい。

2016年8月19日金曜日

この野菜は何?  What is this vegetable?

昨夕、知人から何種類かの野菜をもらった。
下は、もらった玉ねぎとトマトである。
それらを囲むように置いたこのウナギのように長い野菜は何だろう?
ナスではない。キュウリかな?それとも新種のゴーヤかな?
カボチャ?ズッキーニ?あるいはピーマン? 否、オクラ?
名前を聞きそびれた。割ってみれば判るだろう。
この野菜をくれた知人は、定年退職後、野菜作りを熱心に取り組んでいる。
その前はジャム作りに凝っていて、その凝り方も凄かった。
作ったジャムは瓶詰にして分けてくれるのだが、、、、。
例えばリンゴジャムなら、作った日時はもちろんのこと、リンゴをどのように切って、何分煮詰め、砂糖やレモンの重量や瓶詰の要領を細かに印刷したシールを瓶に貼ってあるのだ。

かれは、今は野菜作りに凝っていて、トマトでもジャガイモでもキュウリやナスでも
スーパーに並んでいる普通の種類の野菜ではなく、種苗店から珍しいタネや苗を取り寄せて
珍しい野菜作りに励んでいるのだ。

このウナギのように長い野菜は何だろう?

今日で、ぼくの夏休み中の専門学校で、高校生向けのチャレンジキャンパスが終わる。
少し、涼しくなったので、一泊二日くらいで丹沢を歩いてみたい。
釧路から戻ってから、学校に行かない日は、終日、上腕骨や橈骨・尺骨・肩甲骨を眺めたり、
プランターから骨を取り出して洗ったりしていた。

2016年8月17日水曜日

アブラセミのこれは何?  What is this for the large brown cicada?

朝、新聞をとろうと玄関の戸を開けたらアブラゼミが死んでいた。
昨日の学校の帰りにも台風の雨に打たれてアスファルトの道路上にセミが死んでいた。

ぼくはもう殆んどセミの鳴き声が聞こえない。
庭で、五月蠅いと思う程鳴いていたセミの声が聞こえない。
五月の蠅と書いてウルサイと読ませるが、八月の蝉もウルサイので、八月蝉をウルサイと読ませても良いのでないか?っと高校の同級生T.Gomoto君は言っていたのは7、8年前であった。
あの頃は夏の日中の蝉の声はジージー、ミーン、ミーンと八月蝉かった。
が、今は連れ合いにセミ鳴いている?
と聞いて耳を澄ますと微かに鳴いている感じがするだけだ!
セミたちは、8月中旬を過ぎるとどんどん死んでいく。生きている間は、もちろんメスはオスが鳴く音を聞き分け、自分と同じ仲間のアブラゼミか否かを聞き分けているのだ。
音を聞き分けられないで生きているセミは子を残すことはできないし、即、死を意味する。
だが、ぼくはまだ生きているし、補聴器をつけたらセミの声や夜鳴いているであろうコオロギの声を聴くことができるかな?などと思う此の頃だ。
 このアブラゼミのメスの黄色の丸で囲った部分にカギ状の物が一対ある。
このカギ状の物は何だろうか?
どなたか教えて下さい!

2016年8月15日月曜日

ネットでの契約と解約 Contract and cancellation by the internet.

これはぼくの失敗談である。

カードは便利である。
石油スタンドで渡されるカードもあれば、スーパーなどに買い物に行くときに持たされるカードもある。さらには、床屋さんや衣料品店や電気店などいろいろなポイントがつくカードがある。

ここでは決済ができるカードについての話しである。
特に地方や海外にいる時のこのカードはこれ程便利なものがあろうかっとさえ思ってしまう。
カードでお店で買った支払いはできるし、レストランで食べたものの支払いもできる。さらに、今は地方でも海外でも提携している銀行やコンビニなどのATM(現金自動預け払い機)を使ってカードでお金をおろすことができる。

だから、小銭など僅かな現金を持ち歩くだけで良い。
 
ぼくは買い物などでカードを利用した場合、二、三万円を超えるような額の場合の時だけ、通帳をチェックしていた。それ以下の場合は気に留めなかった。何故なら、様々な引き落としの契約を結んでおり、いちいちチェックするのが面倒だからだ。

5月の中旬だった。カード会社から請求のお知らせメールが届いた。カードのWeb会員サービスにログインしてみた。パスワードなど当然の如く覚えていないので、メルアド宛てにぼくのパスワードを知らせてもらった。で、5月に引き落とされる予定の内訳を見て??????と思う項目があった。○○月額サービスと云うものだ。それがネットで見ることができる1年前から引き落とされている。それも615円が毎月始めに2回も引き落とされている。

これが何のお金なのか銀行に問い合わせた。銀行はカード会社から依頼されているだけなので、カード会社に電話して欲しいという。カード会社に電話すると、○○月額サービスから依頼されているだけなのでカード会社で取りやめることはできないという。その○○月額サービス会社の電話は調べるので、2週間後に電話するという。半月待って電話が来た。もう、その時は6月に入っていた。

○○月額サービスの会社は、▽▽という会社の依頼を受けているので、○○月額サービス会社の方で銀行引き落としを止めることはできないと云う。それで▽▽会社に電話して、もう2年以上も前から使っていないので即刻解約すると云った。もちろん、以前の払い過ぎたお金も戻らないのは致し方無い。

先ほど、ネットサーフインをしていてたまたまカード会社の支払いを見た。なんと○○月額サービスに615円が月始めに1回分引き落とされている。何だ!こりゃー?と思い、▽▽会社にまた電話して、6月にそちらとの契約は止めた筈だ!っと云うと、しばらくお待ちくださいと例の音楽が鳴り続ける。ときどき、もうしばらくお待ち下さいと女性の声。待つこと、10分。6月に電話の時は一回分だけの中止で、2回分止めるとは思っていなかったと云う。フザケルナっと喉から出そうになったが、何故かぼくはこのような電話の時は思うことがすらすら出てこない。
兎も角、一刻も早く解約したい!とお願いして電話を切った。
この▽▽会社のモノを使用もしてないのに毎月615x2=1230円を2年間以上払い続けたことになる。アマゾンで買い物する時はできるだけ1円でも安いものを注文しているのに、自分に腹が立つ。

カードは便利であるが、再度、月々何に引き落とされているのか「利用明細」に目を通すことをお勧めする。また、ネットで契約したものはこちらからしっかり解約しない限り引き落とされ続けるので、契約して不必要になったら解約をしっかりすることだ。特に、入りやすが出にくいのがネットによる解約だ!

2016年8月12日金曜日

釧路湿原や雄阿寒岳で見つけた小食肉獣の糞  The scats of small carnivore which were found in the Kushiro swampland and Mt.Oakandake.

8月4日に塘路湖そばのサルルンとサルボ展望台に登った時に、4ヶ所でミンクかテンの糞を見つけ、拾ってきた。しかし、これら4個は全てサルボ展望台で見つけたものだ。
サルボ展望台への登り口の階段の手摺りの上に:
これは、こんなところにしているので、ミンクかな?サクランボの種子と甲虫を外骨格だ。
このサクランボの種子はチシマザクラなのかな?種子の形状はオオシマザクラに似ている。
手持ちのオオシマザクラの種子と比べても、また、鈴木庸夫他著「草木の種子と果実」のものと比べても長径も短径も一回り大きい。

 サルボ展望台の階段で:
これは、オコジョの糞かな?
ハンミョウの緑や赤のカラフルな外骨格と脚が出てきた。
 サルボ展望台の一階の休息場の上の天井裏で:
大きさからミンクの糞かな?
これもサクランボの多数の種子、とコガネムシの外骨格、内翅、脚が出てきた。
 一階の休息場で:
オコジョ糞かな?
節足動物の殻、脚、触覚
これは8月5日の雄阿寒岳九合目での糞だ。
オコジョかイイズナ糞かな?
コガネムシ科?内翅と外骨格、青緑の脚
釧路地方に生息しているイタチ科の動物たちも丹沢の動物と同じように昆虫や果実が主食だ!
これらのことから、ますます食肉目の動物と言えども同じ脊椎動物である魚類、両性爬虫類、鳥類などを捕まえて食べるなどと云うことは至難の業なんだ!ということが分る。
動かない果実や早朝の動きの鈍い昆虫たちを匂いで見つけて食べているんだ。

どうもぼくらは食肉目の動物たちの食物は肉(鳥や哺乳類や魚)だと誤った考えに支配されていたようだ。草むらでそのような餌動物を見つけたとしても動きが早くすぐ見失ってしまうだろう。

2016年8月11日木曜日

新釧路川でウチダザリガニと雑魚獲り! Catching the crayfish and small fish in the Shinkushiro-river.

釧路湿原にはアメリカザリガニProcambarus clarkiiではなくウチダザリガニPacifastacus leniusculus trowbridgii がたくさん生息している。もちろん、在来種の小さなニホンザリガニCambaroides japonicus も生息している。
ぼくが子供の頃は水が浸み出てきて流れるような小さな沢でニホンザリガニCambaroides japonicusを捕まえて飼ったものだ。
当時は何故かこの小さなザリガニを「サルカニ」と子供同士で言っていた。
小学校の修学旅行で摩周湖に行った時、摩周湖にはウチダザリガニという大きなザリガニがいて昭和天皇が食べたということを知った。以来、ウチダザリガニを食べてみたいと思っていた。

ウチダザリガニを食べたのは浜中湾 を望む仙鳳趾というところにキャンプに行った時だ。
高1の時で中学の時の担任の今は故人となった茂木重人先生に連れられていったのだ。
大学を出て間もない先生は、学校の運動会で使う重いテントを一人で担ぎ、駅からかなり歩いて仙鳳趾に着き、海岸近くの細い川の河原でテントを張ったのだ。
その川で大きなウチダザリガニを獲って飯盒に容れて茹でて食べた。
茹でると殻が真っ赤になり美味しそうになった。もちろんエビやカニの味で旨かった。
さらに、海でカキを採って生で食べたことが忘れられない。
足や手をカキ殻で切り、血だらけになりながらも夢中で食べたのだった。

そのウチダザリガニを釣りに行くことになった。
実家の幼稚園で動物の世話係りのために4匹欲しいと云うのだ。
妹と連れ合いを誘って新釧路川の土手に行った。
そこでは膝位まで水に浸かりながらフライフィッシングをやっているカップルがいた。
彼らとは100メートルは離れているのにヒュー、ビューというテグスの風を切る音が聞こえてくる。
二人の釣り竿にテグスを付けてスルメの切れ端を付けてやり、
ぼくは水辺の草叢の雑魚すくいに没頭した。
下は彼女らが釣り上げた大物のウチダザリガニの一匹だ!
ぼくがすくった雑魚たち!これは、フナの稚魚だ!
これは、エゾトミヨの子供!
ドジョウだ!
ハゼの仲間のドンコだ!
他に、ウグイ、ヤチウグイの稚魚にカワエビ数匹にヨコエビなどであった。
昨年獲ったフナやトンギョ(トミヨのこと)は大きくなっていた。とくにフナは5センチ以上だった。
フライフィッシングをしていたカップルがやってきて、ぼくらの戦果を見てこんなにザリガニやいろんな魚がいるんですか?っと驚いていた。
彼らがやっていたのは、テグスの先には針ではなく羽のようなルアーをつけ、遠くまで飛ばす練習をしていたとのことだ。どうも、キャスティング競技会というものがあるようだ。
これは、釣りというよりもスポーツなのかな?
雑魚すくいを子供の頃は二人がかりで手拭を使ってやったものだ。
ぼくは川遊びは雑魚すくいの方が好きだ!

2016年8月10日水曜日

雄阿寒岳登山時間経過 The time elapse of the Mt.Oakandake climbing.

今夏、釧路に帰省した際に雌阿寒岳に登ろうと思っていた。
が、雌阿寒岳は噴火レベルが引き上げられて登山規制がかかっていたのを思い出し、釧路に行く前にネットで、再度、雌阿寒岳の火山情報を見たら「噴火警戒レベル対象火山」のレベル1となっていて、活火山であることに留意することとなっている。
あの御岳山のこともあるので雌阿寒岳は考え直した。
では、雄阿寒岳を見ると、「噴火警戒レベル対象外」となっている。

40年以上前に、雌阿寒岳に連れ合いと登った時、
気が付いたら阿寒富士の山頂は我々二人だけになっていた。
それまでは、広島大学のサイクリング部の人たちが自転車を担いで登ってきていて
賑やかだったのだ。
我々二人だけになると、雌阿寒岳の火口からの噴煙の音が不気味に感じて、
恐ろしさから遠ざかりたい一心で下山したのだだった。

雄阿寒岳は雌阿寒岳に比べて登り降りはきつく、できれば雌阿寒岳に登りたいと思っていた。

今回、釧路に行った8月1日から数日間は雨模様のすぐれない天気だった。
が、4日は晴れて、5日も晴れの予報だったので、5日は4時半に起きて近くのコンビニでお昼用の食料やスポーツ飲料などを買い、「まりも国道」と呼ばれる国道240号線を阿寒湖畔に向けて走った。明治時代のこの国道建設で、多数の労働者が人柱として死んだことは中・高生の時に話しに聞いていた。
このことについては吉村昭の「赤い人」や小池喜孝の「常紋トンネル」に詳しい。

この道を平均時速80キロで、6時には目的の雄阿寒岳登山口の駐車場に着くことができた。

以下、GPSをオンにしたのが6時21分、下山してオフにしたのが14時32分であり、
約8時間かかって往復したことになり、GPS上では16.7キロ歩いたことになる。
下のルート図の①~⑨は一合目から九合目までの登山標識があるポイントである。
GPSをセットしてからトイレに行き、出発だ!トイレのある場所から一段登ったところにも四台駐車している。6:23:この滝口のところを巻いて行く。
6:24、登山届箱と登山者への注意:山頂までの平均往復時間は7時間とある。ぼくは8時間で往復だ。
植物土砂の採取禁止・落石注意など細かな登山注意書き。
6:25、左手は太郎湖だ。
6:32、太郎湖から釧路川となる源流場所のダムの上の鉄の網目の路を渡る。
錆びているので、網目の下の支えの鉄板の上を慎重に!
6:34、これが太郎湖から流れ出た釧路川の源だ!轟々と流れ下る。
上の写真の左上の土手にシカ糞だ! 一か所にまとまって大量にある。これが丹沢で見つけるとカモシカ糞ということなるかな?
 え?タマゴタケだ!釧路地方にもタマゴタケが出てくるとは思わなかった。
6:52、家族連れが賑やかに歩いている。なんとぼくが追い越すことになる。
彼らもキノコの写真を撮っていた。日高地方からの家族だ。両親はもとより子供たちも頭から足までしっかりした登山姿だ!
6:57、登山者の数を数える自動カウンターとようだ。おもしろい!往復別々にカウントされるのだろう。
一合目:7:06  ようやく、一合目の看板が出てきた。
7:10、頂上まで5000メートルという立札がある。
7:16、イグチ科のキノコがある。
7:26、頂上まで4500メートルという立看がある。約15分で500メートル雄阿寒岳に近づいた。
7:32、タマゴタケだ!
 7:32、倒木の場所に来た。「危険、迂回」と書いてある。が、ぼくは潜る。何のことは無い。
ちゃんと倒木の枝もノコギリで切り落とされていて、迂回する必要はない。帰路も潜る。
二合目:7:37 左に倒れかかった古い古い二合目の道標がある。
7:46、頂上まで4000メートルの看板 約40分で1000m山頂まで近づいた。
7:53、ここは一度少し、下る。苔むし、風穴がのぞく。雄阿寒岳の爆発で大きな岩が転げ落ちてつもり重なったようだ。その雰囲気はこうだ!
三合目:8:09 おー、もう三号目だ。
8:14、クマザサの中を掻き分けるように進む。ストックが使いづらい!
8:32、頂上まで3000mの看板だ!何故か左足の太腿に違和感がある。
四合目:8:41 四合目なのに、半分以上クリアしました。と書いてある。ん?どうして四合目なのに半分以上クリアしたことになるのかな? ここで、持ってきたバナナを朝飯代わりに食べる。左の太腿がオカシイ。
9:26、岩がごろごろした道を登る。小犬を連れた70歳前後の登山者が降りてきた。ぼくは「暗いうちに登ったのですか?」と聞いた。登山者は一昨日にその犬を連れて雌阿寒岳に登ったが、今回は犬が登らないので途中で引き返してきたようだ。シーズ犬くらいの小型犬なので50センチもあるような段差を登るのに疲れたのだろう。
そのことより雌阿寒岳に登ったというので、雌阿寒岳の様子を聞く。
さらに、快適に降りてきた50代の登山者に出逢う。朝4時半に登り始めたようだ。この登山者は昨日雌阿寒岳に雌阿寒温泉から登り、オンネトーに下山したようだ。
あー、雌阿寒岳に登れるんだ!雌阿寒岳に登りたかった!と思う。彼はそれを察したのか明日登れば良いですよ!と言ってくれるが、ぼくの足では二日連続はもう無理だ!

左足の太腿や脹脛が同時に攣る。え!早くも攣る?これはマズイので、岩の上に腰かけて持ってきた内科医から処方されたエベリゾン塩酸塩錠を一錠水と共に飲み、さらに味の素のamino VITALを一袋口に入れ、スポーツ飲料で流し込む。立ち上がり、そろそろ歩く。こまめに水を摂ることにする。足の攣りの原因の一つに水分不足があるのが経験的に知っているからだ。
五合目:9:36、何とここまで来たら8割クリアと看板に出ている。 それなら八合目としたら良いではないか!左足の攣りは無くなったし、太腿の違和感も無くなった。暑つさでメガネが額から流れ落ちる汗で曇って鬱陶しい。
9:49、こんな雰囲気の平地のようなつづら折りの道を歩く。気持ちが良い。下から家族連れの声が聞こえてくる。
9:57、阿寒湖や雌阿寒岳を一望できる場所がある。噴煙が見える。すると、すぐ、六合目だ!
六合目:9:57 この六合目の写真を撮っていると、追い抜いた家族連れがやってきたので、先に行ってもらう。 10分くらいで七合目に着く。
七合目:10:12 登山道にダケカンバの枝が覆いかぶさりストックで払い除けるようにして歩く。
この辺りからガンコウランやフレップなどの高山植物が登山道沿いに出てくる。
イワギキョウの横にダケカンバが伸び出している。
10:19、砂礫の道を登る。直射日光が暑い!が、風は涼しい!
振り返ると眼下には阿寒湖だ!ここは帰路が気持ちが良い。
八合目:10:25 お花畑のところがハイマツやダケカンバで覆われている。砂礫の上に座ってイワブクロを撮る。こんなに暑いのにお前たち大丈夫か?と思わず声を掛ける。
10:27、 山頂方面から家族連れの子供の声が聞こえてくる。彼らは山頂に達したようだ。
10:37、山頂への登り路 降りてくる夫婦連れの登山者二組とすれ違う。
九合目:10:38  山頂に行くには、再び登らなければいけない。この場は暑い。イワブクロの花は暑さに強い?でも夜は相当冷えるだろう!
九合目の道標には小さなヒョウタン池が見えるかな?と書かれているが、水が枯れてヒョウタン池は無い。ん?っと云う事は雄阿寒岳も活動し始めてきているということか?
山頂着:10:49 パンケ・ペンケ沼を見下ろしながら、さらに屈斜路湖や摩周湖を見下ろしながらオニギリ一個を食べる。山ガールが一人登ってきた。山頂は家族連れと山ガールとぼくの六人だけだ。登りは、4時間20分掛かったことになる。家族連れの奥さんから屈斜路湖などの下に見える湖の事を聞かれる。彼らは知床の羅臼岳やあの石清水の上を登る斜里岳も家族で登ったようだ。
そういえば、我が家の娘たちも小学生の頃は雌阿寒岳に家族で登ったんだ!
声がするので、振り返ると登山者が八合目辺りに見える。ガスってきた。
11:18、頂上での記念写真を撮って下ることにする。
11:19、中高年登山者たちが登ってくる。
足が攣らないように、水を補給し、飛び跳ねないようにゆっくりゆっくり下る。七合目を過ぎて山頂にいた山ガールに道を譲る。早い、飛び跳ねるようにスイスイ下って行く。若者の足が羨ましい。
五合目を過ぎた大きな石や岩場の下りで、ぼくよりも明らかに年長の単独行の人とすれ違い、互いに「こんにちは」っと挨拶する。っとぼくは「スミマセーン、オイクツですか?」と声を掛ける。彼は、八十歳、否、もうすぐ八十で今は七十九歳だと云う。ぼくは自分の年齢を言う。七十歳はまだ若いし強いと言われる。うん、ぼくも八十歳まで頑張ろうと云う気持ちなる。
12:38、四合目 ここで、岩の上に座って、焼きオニギリ一個食べ、水を補給する。水は500ccとスポーツ飲料500ccを持ってきた。両方とも半分くらい残っている。グレープフルーツかオレンジを食べたい。いつも山にくるとそう思う。身体が要求しているんだ!次回こそ山登りする時は持って歩こう。
一合目の道標を過ぎてから家族連れの父親と次女に先を言ってもらう。さらに次郎湖の辺りでお母さんと長女にも抜かれる。すぐ彼らは見えなくなる。早い!
14:30、登山口の看板着
14:32、トイレのある駐車場着 下りは、3時間10分かかった。
両足・腰が痛く、ピノキオになったような歩き方で妹から借りた車に辿り着く。雄阿寒岳に登って良かったぁー!と運転しながら思う。
帰りのまりも国道はまるでジェットコースターの下りのような真っ直ぐな一本道だ。時速が100キロを超えないようにしなければいけない。道路上には至る所に「シカ注意」と書かれているが、とうとうシカには遭えなかった。